俺たちがシビれた「刑事ドラマ」50年の勲章<直撃4>松崎しげる「噂の刑事トミーとマツ」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

── これまでの刑事ドラマにない大暴走のノリで、三振かホームランかという感じだったんでしょうね。

松崎 そうだね、暗中模索だったけど、いつしか視聴率で裏の「銭形平次」(フジテレビ系)を抜いて。僕も見ていた国民的な番組を抜くなんて信じられなかった。

── 数字が上がって放映回数も延長を重ね、そうなると現場の熱気もさらに高くなっていきましたか?

松崎 大映ドラマだから同じ撮影所の僕らはBスタで撮っていて、Aスタは百恵ちゃんの「赤いシリーズ」だった。向こうはシリアスだからシーンとしているけど、こっちはどんちゃん騒ぎ。しかも声がデカいから、こっちの声がAスタまで響くって怒られた(笑)。

── パート2まで作られたほどの名コンビであるトミーはいかがでした?

松崎 彼は殺陣をやるのでもJACに行ってちゃんと練習してくるし、僕のアドリブにもすぐ応じてくれたし。すばらしかったですよ。

── のちの「あぶない刑事」や「相棒」など、バディ作品の流れを作ったとも評価されています。

松崎 いや、向こうは渋くてかっこいいから。こっちは変顔はするし、俺のシークレットブーツは「世界一カカトの高い靴の男」だし、まるで別世界(笑)。歌の仕事と並行するのはスケジュールが大変だったけど、とにかく楽しかった。真冬に池に放り込まれたり、土の中に埋められたりで歯がガチガチ鳴ってるけど、それさえも若さの勢いで楽しかったね。

「俺たちがシビれた「刑事ドラマ」50年の勲章<直撃4>松崎しげる「噂の刑事トミーとマツ」」のページです。デイリーニュースオンラインは、噂の刑事トミーとマツ週刊アサヒ芸能 2018年 3/22号超人ハルク国広富之松崎しげるエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧