地球外生命体のミイラ、厄払いお面...荒川区の名物店「河内屋糸店」が閉店へ 遠方から駆け付けるファンも (1/2ページ)

Jタウンネット

地球外生命体のミイラ、厄払いお面...荒川区の名物店「河内屋糸店」が閉店へ 遠方から駆け付けるファンも

地球外生命体のミイラといったユニークな商品で知られた東京都荒川区内の手芸用品店「河内屋(かわちや)糸店」が、2018年3月いっぱいで閉店することになった。

店主の深沢優典(まさのり)さんが胃がんのため16年9月に67歳で亡くなったことなどに伴うもので、ツイッター上で閉店を惜しむ声が出ている。

テレビの情報番組でも、何度か取り上げられる

爬虫類のミイラのような奇妙な生命体が、ガラス瓶に入れられ、ずらりと陳列されている。さらに、宇宙人か呪術師のような厄払いのお面も、店内に取り揃えてあり、Jタウンネットの記者が2018年3月22日昼過ぎ、河内屋糸店を尋ねると、一種異様な雰囲気は感じられた。



ツイッター上でも、閉店を惜しむ客らが17日ごろに店内写真を次々に投稿し、まとめサイト「togetter」にも載せられて関心を集めている。

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河内屋糸店は、都電荒川線の荒川遊園地前停留所近くにある。通常の手芸用品も販売しているが、店主の深沢さんの趣味で2003年ごろから、粘土や針金などで手作りした奇怪な商品を並べ始めた。「西暦2365年 打ち上げられた惑星探査機が210万光年先の惑星MI―3で発見した初の有機生命体」との設定で、これらの生命体は、ミイラ化された状態で時空を超えて地球に転送されたとしている。不動産会社「小林商事」の小林清三郎社長が09年に観光客も立ち寄れる「まちの駅」を荒川区内で始めると、深沢さんも「地球外生命体の駅」を名乗って参加し、テレビの情報番組にも何度か取り上げられた。

彫り込んだムクノキにアルミで鱗などを貼って2年以上かけて作った体長3メートル超のコモドオオトカゲは、11年夏に石川県立伝統産業工芸館の企画展で披露され、反響を呼んだ。

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