中国人が転売目的で購入?12万円限定人形を1人が100体買い占めでトラブルに

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中国人が転売目的で購入?12万円限定人形を1人が100体買い占めでトラブルに(写真はイメージです)
中国人が転売目的で購入?12万円限定人形を1人が100体買い占めでトラブルに(写真はイメージです)

 京都高島屋が販売した1体・12万円もする限定人形100体が、中国人とみられる客1人に買い占められ、ファンから怒りの声が上がっていると、2日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で取り上げられている。

 問題となったのは、一昨日の31日、画家の中原淳一氏の絵を再現した「ロリーナ」という女の子の人形(高さ64センチ)の限定販売での出来事。1体・12万4200円もするという商品を買い求め、京都高島屋には開店前から200人の行列ができたという。店側は、1人につき2体まで購入可能としたところ、先着50人が2体ずつの購入を希望したので、そこで販売を打ち切ったそうだ。

 しかし、開店後、整理券を持った客が、複数のカウンターで支払い手続きしているところに、先頭に並んでいた男性客が「この人の分も払います」と、次々と他の客の分も払い、人形100体分の合計1,240万円をまとめて1人で払ったという。

 番組が取材を進めると、買い占め騒動後、すでに中国のショッピングサイトで、1体・12万4200円の人形が、約16万円で転売されているのが確認された。また、実際に行列に並んで整理券をもらった人は、「朝6時前くらいから開店の10時まで並んだ」「時給1000円だから4000円くらいのバイト代」と中国語で話していたという。その一方で、購入のために並んだのに買えなかった人の目撃証言として、「中国人らしき男性が1人で買い占めていました。また転売か…と思い憤りを感じました」という怒りの声も取り上げた。

 この中国人の買い占め騒動について、限定人形を販売した京都高島屋は、「転売目的での買い占めかどうか判断は非常に難しい。体制に不備があり申し訳なく思っています」とコメントを発表。これを受けて、番組MCの羽鳥慎一は、「(転売目的なのは)この情況を見ると、恐らくそうでしょう。本当に欲しい人は買えないわけですよね」と苦言を呈し、コメンテーターの石原良純は、「まさか12万4千200円の人形が、即完売するというイメージがわかないから、ファンの方も、開店1時間前に行こうかという人もいたでしょうからね」と購入できなかったファンの声を代弁した。そして、中国人が1人で買い占めたことに、「(金のために)1人の人間の首悪が働いている」と転売行為を批判した。

 こうした中国人の転売の問題について、弁護士の住田裕子氏は、「転売目的(の購入)は禁止であって、契約解除条項と、しっかりうたったほうがいい」と提言。石原も、「これだけ売れることを予期されていたら抽選にするとかね……」と先着順の販売方法に疑問を投げかけ、住田弁護士も「先着順はトラブルの元でしたね」と同意のコメントした。これを受けて、MCの羽鳥も、「販売方法を考えないと、今後も欲しいという人が買えないという事態が続出するのではないかと思われます」と、加熱する転売ビジネスに懸念を示した。

 なお、高島屋では来月5月にも、東京の日本橋店で同一の限定人形の発売を予定しており、今回の騒動を踏まえ、販売方法の改善を考えているとのことだ。

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