なぜそれを?浜田雅功が収録で「徹底検証『森友・加計事件』」を購入するハプニング

デイリーニュースオンライン

Photo by Brett Jordan(写真はイメージです)
Photo by Brett Jordan(写真はイメージです)

 ダウンタウンの浜田雅功(54)が2月7日放送の『浜ちゃんが!』(日本テレビ系/よみうりテレビ制作)で購入した本のチョイスに、一部ネットSNSが騒然となった。

 番組では、読書家だという大野拓朗(29)に連れられ、浜田は藤井サチ(20)らが本屋に向かった。そこで、各々が店頭の書籍から自分の読みたい本をあげて、思いを語るという展開に。大野が伊坂幸太郎作品を手に取り、藤井はビートたけし『アナログ』を推していたが、浜田が選んだのは唐突にも小川榮太郎氏(50)の「徹底検証『森友・加計事件』朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」(飛鳥新社)だったのだ。

 同著は、タイトル通り、小川氏が巨大メディア・朝日新聞の「言論の自由を越えた捏造」を検証した意欲作。朝日がいかに安倍政権のスキャンダルを仕掛け、そして政権が泥沼の不毛な論議に陥ったかを余すところなく描いている。しかし、その一方で、同作は朝日新聞社から、謝罪広告の掲載と計5千万円の損害賠償の訴訟を起こされる、テレビにとっての「問題作」でもあったのだ。ゆえにネットでは大きく話題になったものの、テレビメディアでは敬遠され、取り上げられることも殆どなかったのだ。

 浜田が同書を大野に渡すと、出演者やスタッフは意味深に爆笑。浜田が説明しなかったこともあり、その意図はわからないが、放送では大きくタイトルと小川氏の名前が映し出されていた。

 同番組が放送して数日後、浜田が小川の著書を選んだことが番組の映像とともにmTwitterに上げられるとSNSはどよめいた。「松本とコンビ揃ってネトウヨかよ」「浜田も安倍トモになりたいのか」という批判も少数見られたが、多くは「浜ちゃんNice さり気なく粋な浜ちゃん(笑)」「ハマタGJ!」「賢いゴリラ!」「よく放送してくれた! 黒塗り問題でリベラルに叩かれた意趣返しかもね」などという賛辞であった。

■敬愛する人物は田中角栄!? 大阪維新・松井府知事とは頭をはたく仲

 浜田は基本的に番組では政治問題を語ることはない。だが、石原慎太郎(85)の田中角栄本『天才』(幻冬舎)をはじめ、角栄関連の作品を愛読するなど、決して政治に無関心ではないようだ。石破茂(61)をゲストに迎えた『ダウンタウンなう』(フジテレビ系/16年3月25日)では、角栄論を大いに語り、妻・小川菜摘(55)が「あの日の放送後は、主人が興奮して大変だった」と漏らすほどだったという。

 さらに現在ダウンタウンの2人は、25年の開催を目指す大阪万博の「招致アンバサダー」に就任し、同い年の松井一郎大阪府知事(54)と急接近していることでも知られている。それゆえ、与党政権を支持している可能性が十分ある、というのは深読みか。

 ともあれ、問題作を選んだ浜田(意図はどうあれ)とそれをカットせずに放送した放送局の勇気はお見事。浜田の人気番組『格付けチェック』(テレビ朝日系)に影響がでないこと祈りたい。

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