サンウルブズ奮闘するもブルーズに逆転負け… ミスで自信失い7連敗 (2/3ページ)

ラグビーリパブリック

 10-5で迎えた後半もサンウルブズは我慢のディフェンスを続けていたが、50分(後半10分)、WTBセミシ・マシレワがインターセプトを狙って飛び出したところをブルーズにつながれ、大外にいたNO8アキラ・イオアネが力強い走りで突破してゴールに持ち込み、コンバージョンも決まって逆転した。

「ブルーズは粘りのあるチームだし、Xファクターを持つ(一発でゲームの流れを変えられる)選手もいるので気をつけていたが、主導権を明け渡してしまった」(サンウルブズ:ジョセフ ヘッドコーチ)

 サンウルブズはこの3週間、タックルミスから悪循環になっていった背景もあり、52分以降は守りで不調だったFB松島幸太朗らをベンチへ下げたが、55分にもタックルミスが続いて相手LOダルトン・パパリイを止められず、連続失点。

 74分には、サンウルブズのFLラブスカフニがトライを狙いにいったNO8イオアネのグラウンディングを阻止するファインプレーがあったものの、敵陣で攻め続けたブルーズはその1分後、WTBハイランドが右隅にフィニッシュし、勝負を決めた。

 雪辱してボーナスポイントも獲得したブルーズのタナ・ウマンガ ヘッドコーチは、「ハーフタイムはディフェンスの細かい話はしなかった。選手たちの頭のなかに後半のシナリオがあり、それをうまくやれたようだ。ここ数週間の積み上げの結果」と戦いを振り返る。

 7連敗となったサンウルブズについて訊かれると、「努力が足りないからではないと思う。一つひとつの判断の積み重ね、ほんの少しの運に恵まれないから。それは最近の両チームに当てはまることだと思う」とコメントした。

 ゲームキャプテンを務めたHOジェームズ・パーソンズは、「前半はとれそうでとれなかったが、後半はそこをとり切るように意識して、リズムが良くなった。特に後半の最初の20分、ブレイクダウンとエリアのコントロールがうまくいった結果だと思う。攻守ともにブレイクダウンでのディシジョンメイキングが良くなった。サンウルブズがどう戦ってくるかより、自分たちがやるべきことに集中した」と勝因を語った。

 一方、サンウルブズの流大キャプテンは「後半の最初5分でコミュニケーションレベルが落ち、個人のタックルミスも出た。

「サンウルブズ奮闘するもブルーズに逆転負け… ミスで自信失い7連敗」のページです。デイリーニュースオンラインは、スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る