未来的でカッコよかった昭和の鉛筆削り器 (1/2ページ)

まいじつ

未来的でカッコよかった昭和の鉛筆削り器

4月となり、新1年生の姿を見ると、幼稚園から小学校に上がるとき、一気に使う文具が増えてうれしかったことを思い出しました。今では想像できませんが、私の小学生時代(1968~1973年)は文具の新商品が次々と発売され、TVコマーシャルも頻繁に流れていた文具黄金時代でした。

中でも鉛筆削りは、家電メーカーが参入するなどして先進的な商品が多数発売されました。そのためか、私にとって鉛筆削りは“未来”を感じさせてくれる象徴だった印象があります。

1960年代中ごろに電動鉛筆削り器が一般に普及し始めたのですが、それまでガリガリと1本1本時間をかけて手動でハンドルを回しながら削っていました。ところが、電動鉛筆削りを使うと「シュンッ!」と一瞬で削れてしまうのですからビックリです。

こちらはわが家で使っていたナショナルの『パナパーム』(1970年発売)の広告です。削れていることを示すインジケーターランプがパパパッと点灯していく様はホント、シビれましたねぇ~。

削り終わった鉛筆をわざわざ折って、また削る、なんてバカなことをよくしていました。それほどたまらない快感だったんです。

こちらのカール事務器より発売された手動式の鉛筆削り『カプセル』は、名前のごとく透明カプセル仕様となっていて、やはり未来的なデザインです。ん、これは何か見覚えがあるぞ。そうそう、1970年の大阪万博でサンヨー館に出展されていた人間洗濯機『ウルトラソニックバス』です。

『カプセル』というネーミングも同じく大阪万博の松下館に展示されていた『タイム・カプセルEXPO’70』を彷彿とさせますね。

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