大谷翔平「週間MVP」獲得で早くも国民栄誉賞候補に?

まいじつ

画/彩賀ゆう
画/彩賀ゆう

MLBのロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平が4月9日にアメリカン・リーグの週間MVPに選出された。打者として3試合連続本塁打。投手としては7回を投げて被安打1の無失点、そして12奪三振。開幕直後から目覚ましい活躍を見せている。

「昔、日本人メジャーリーガーのパイオニアとして日米通算で200勝を挙げた野茂英雄氏は、当時ストライキの影響で人気が急落していたアメリカ球界に突然登場し、“トルネード投法”で旋風を巻き起こしました。また、イチローもMLBでの最初のシーズンで新人最多安打記録とア・リーグNVPを含め、数多くのタイトルを獲得して一気に脚光を浴びています。しかし、いまの大谷の躍動は、それ以上かもしれません。シーズンが終わったときにどんな成績を残すのか、いまから楽しみでなりません」(スポーツライター)

打者と投手という“二刀流”の大谷には、かつての名選手であるベーブ・ルースの記録で比較されている。

「年間で14勝、12本塁打というベーブ・ルースが1918年に残した記録を超えられるかどうかがひとつの注目点でしょう。もし、大幅に更新してしまうようであれば、『国民栄誉賞』の受賞も目されるはずです」(同・ライター)

実際に国民栄誉賞授与が検討されたら?

その国民栄誉賞は、イチローが2度にわたって受賞を辞退している。その理由には、まだ現役なので現役を引退したあとに受賞にふさわしい人物か判断してほしいという旨の言葉を残している。

では、大谷が国民栄誉賞の候補に挙がったとき、彼はどうするだろうか。

「2013年に松井秀喜氏が受賞したことで、国民栄誉賞の価値は下がったといわれています。長嶋茂雄氏にあげるタイミングがなかったので、松井氏も抱き合わせになったのでしょうが、受賞に懐疑的になった人は少なくありませんでした。長嶋氏だけでも誰も文句を言わなかったはずです」(同・ライター)

平昌冬季五輪の直後、フィギュアスケート男子シングルで66年ぶりの五輪連覇を成し遂げた羽生結弦が国民栄誉賞の候補に挙がったものの、いつの間にか話は消えていた。

「羽生は賞を検討されていないことを気にしていません。大谷も、さして興味を抱かないのではないでしょうか」(同・ライター)

いずれにせよ、大谷のプレーからは目が離せないシーズンになることは間違いない。

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