天才テリー伊藤対談「小松政夫」(3)植木の身代わりでバイクスタントも (1/2ページ)

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天才テリー伊藤対談「小松政夫」(3)植木の身代わりでバイクスタントも

テリー そういう優しくて真面目な一面があるのに、テレビや映画での植木さんは圧倒的におもしろくて、くだらなかったじゃないですか。あれは何だったんですかね?

小松 ハハハ、映画に関して言えば、やっぱり古澤憲吾監督のせいでしょうね。ほとんど乗馬経験のない植木を馬に乗せて「走れー!」って、断崖絶壁を登らせるようなムチャクチャな監督でしたから。危なっかしくて植木もスタッフもハラハラしているのに、「走れ、走れ! 馬は利口だから、ちゃんと道を見てる!」って(笑)。

テリー すごいなァ、普通そんなの通らないですって(笑)。そういう危険な場面だったら「いくら何でもうちの植木にそんなことはさせられませんよ」って、普通はなりますよね?

小松 1回だけありましたね。「大冒険」という映画で植木がスーパーカブに乗って悪漢を追いかける場面なんですけど、道に転がったミカンやリンゴをジャンプして避けて、ストンと着地してまた追いかけるというアクションをスタントマンがやるはずだったんです。

テリー はい、はい。

小松 ところが、用意されたバイクの踏み切り台の高さが1メートル20センチぐらいあったんです。それを見たスタントマンが「こんなもん跳べるか!」って帰っちゃったので、植木が「私が飛びます」って言いだして。

テリー プロが跳べないって帰っちゃう高さなんだから、素人には無理でしょう。

小松 そうなんです。さすがに「それはやらせられない」という話になって、私がやることにしたんです。結局、うまく着地できなくて転びましたけど、「諦めずに追いかけていくシーンが撮れた」ということで、結果OKになりました。

テリー 小松さんだって危ないじゃない、ムチャクチャだなァ(笑)。でも植木さんって、運動神経抜群ですよね。

「天才テリー伊藤対談「小松政夫」(3)植木の身代わりでバイクスタントも」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 4/26号小松政夫植木等テリー伊藤芸人エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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