悪質反則発覚の日大アメフト部が見るべき映画「コンカッション」 (2/2ページ)

まいじつ

しかし、今回のケースは故意に相手にケガをさせてやろうという“悪意”に満ちていました。今回のような反則行為は、下半身不随になってもおかしくないようなものです」(アメフト経験者)

アメフトにまつわる実話を基にした映画

アメフトと言えばアメリカの国民的スポーツだが、2016年秋に公開された映画『コンカッション』は、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)を舞台にした実話に基づいた映画だ。“コンカッション”とは脳しんとうという意味で、ナイジェリアからやってきた神経病理学の専門医のベネット・オマルが、人種差別や偏見と闘いながら巨大スポーツ産業に立ち向かう姿が描かれている。第73回ゴールデングローブ賞で、オマル医師を演じた主演のウィル・スミスが最優秀主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。

「2005年にNFLのピッツバーグ・スティラーズを引退した花形選手マイク・ウェブスターが変死します。検死官のオマル医師は、解剖でCTE(慢性外傷性脳症)と呼ばれる脳の疾患を発見し、激しいタックルなど、頭部への衝撃が繰り返されることが原因であるという趣旨の論文を発表しました。しかし、熱狂的なファンによって支えられている国民的スポーツにメスを入れたオマル医師の見解を、NFLは全面否定し、強大な権力でオマル医師と周囲に圧力をかけていきます。アメフトの最高峰NFLで後を絶たない引退選手の不可解な死の真相に迫った衝撃の実話です」(映画ライター)

“殺人タックル”という言葉は、スポーツ上の相手への驚嘆と尊厳から生まれたものだ。相手を傷つけようと故意にやったら犯罪だ。

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(C)Gocili / Shutterstock

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