表情充実の指揮官。U20日本代表、世界との戦いへあす出発 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

167㌢のFL、岡山仙治主将(左)と遠藤哲HC(撮影:BBM)

 プール戦の対戦国はNZ(ニュージーランド)、豪州(オーストラリア)、ウエールズというそうそうたる顔ぶれ。

 その世界トップの戦いに旅立つ指揮官は、充実感にあふれていた。「特に6回目の合宿にあたる菅平での『キャンプ6(シックス)』で、充実した準備をすることができました」(U20日本代表ヘッドコーチ・遠藤哲=さとる)

 

 U20のカテゴリーで競う世界最高峰の舞台、「ワールドラグビー U20チャンピオンシップ2018」(5月30日~6月17日・フランス)に参戦するU20日本代表が、5月15日、翌日の出発を控え都内で会見を行なった。

 12か国が参加、グループリーグ3戦+順位決定戦2戦で行われる大会で、5月30日に初戦・NZ戦を迎える。最下位になれば自動降格。下部大会である『U20トロフィー』に逆戻りだ。かねて目標は8強と宣言してきた。

 いっぽうで遠藤HCは、「本気のチャレンジをする中で、今年だけではなく今後安定してチャンピオンシップ大会を戦える力を養い、それができる環境を作っていきたい」と話した。

 日本代表の強化につなげる環境整備として、この大会に所属し続けることの重要性を示している。「最低限の達成基準は残留(11位)でなく9位」(遠藤HC)。次年参加時の組み合わせが今年よりも有利になることを最低条件としている。

 U20代表は、フル代表やU19(高校代表)とリンクしながら、日本が世界に勝つための方法論を、複数年をかけて積み上げてきた。チームではさまざまなキーワードが飛び交うが、軸となる方針として、この会見で繰り返されたのは『QLD』(クイックネス=素早さ、ロウネス=低さ、ディテールズ=緻密さ)。

 167㌢の岡山仙治主将を先頭に、日本人が強みを発揮するためには、この3つが絶対に必要だと考えている。

「選手選考も、このQLDが基準となりました。それを最も体現できる選手が、岡山だということです」(遠藤HC)

 スコッドは、5月16日に日本を発ち、アイルランドで最後の強化合宿(~24日)を行いフランスへ乗り込む。

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