歴史偉人が遺した「“マル秘”健康」レシピ(3)北条早雲は家訓の「梅干し」で88歳まで生きた (2/3ページ)

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新陳代謝を促し、細胞の老化を防いでくれます」

 また、明治維新の初代総理で艶福家だった伊藤博文は68歳で暗殺されているが、元気いっぱいの好色人生のもとになったのもやはり梅干しだった。

 長寿ばかりか性豪としての名をとどろかせたのは道鏡だ。巨根の持ち主で絶倫の僧は、第46代孝謙天皇の寵愛を一身に集め、権力の頂点にまで駆け上がった。彼のパワーの源はなんと焼き鳥だった。彼は野鳥を捕まえては羽をむしって焼き、塩を思いっ切り振りかけて食べていたというのだ。

「トリ肉はリン、カリウム、タンパク質が豊富で栄養価が高く、スタミナのもとになります」(川田氏)

 平安時代の歌人で六歌仙の一人、在原業平はプレイボーイだったが、健康食はクルミだった。クルミは人類最古のナッツ。ビタミン、ミネラル、そして特に亜鉛が豊富な食材。「クルミ餅」や「クルミ味噌」で業平のような好色漢になれるかもしれない。

 同じく、俳人・小林一茶の晩年はセックスに明け暮れる“絶倫じじい”だった。彼の日記を読むと50歳を過ぎて〈‥‥8日夜五交、21日四交〉と連日3~5回のセックスを行い、32歳の「やを」を3度目の妻に迎えた時、一茶は64歳だった。セックス三昧を可能にしたのは、ヤマノイモ。おなじみのとろろ御飯である。

 また「とんち和尚」として知られる「一休さん」こと一休宗純。戦火吹き荒れる応仁の乱の時代、禅僧でありながら、酒を飲み、肉を食い、女を抱き、放浪しながら、なんと88歳の天寿を全うしている。

 そうした活力を引き出していたのが大豆納豆だった。中国から伝わった糸を引かない「塩辛納豆」を作り、食していた。「大徳寺納豆」や「一休寺納豆」のもとになっている。

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