「ニチアサ」チャンネル争いで鬼太郎が仮面ライダーに圧勝!

まいじつ

(C)Tano / PIXTA(ピクスタ)
(C)Tano / PIXTA(ピクスタ)

フジテレビ系列で毎週日曜日の午前9時から放送されている『ゲゲゲの鬼太郎』の第6期テレビアニメが好調だ。5月13日に放送された第7話『幽霊列車』の平均視聴率は番組最高の5.7%を記録し、これまでの最高数値5.4%(第1回)を更新した。絵柄やストーリーを現代に合わせてリメイクしているのが好調の要因のようだ。

「ゲゲゲの鬼太郎のアニメは、東映とフジテレビがシリーズものとして取り組み、1968年に第1期の全65話が放送されました。鬼太郎を野沢雅子、目玉おやじを田の中勇が演じ、妖怪ブームの先駆けとなったのです。1996年に放送された第4期では、作家の京極夏彦氏が脚本を担当するなど、時代と共に作画やストーリーを変え、今年50周年を迎えました。今期は、ユーチューバーやSNSのイジメ、パワハラなどの問題を取り上げるなど、かなり現代風にアレンジしています。古くからのアニメファンはシーズンによる違いを楽しむことができるので、初めて見た子供よりも熱中しているとか。2007年に放送された第5期では、当時流行していたモバゲーやmixiなどを取り上げることはありませんでしたから、新しい試みと言えるでしょう」(エンタメ誌ライター)

鬼太郎に押された仮面ライダー

一方、好調な鬼太郎と同時間帯の放送で苦戦しているのが、テレビ朝日の『仮面ライダービルド』だ。昨年9月から始まり、初回に4.7%の最高視聴率を記録したあとは大きな伸びもなく、これまで全体の平均視聴率は3.4%。4月1日にゲゲゲの鬼太郎が始まった日は2.4%の過去最低を記録し、その後、2%台を連発するなど、明らかに視聴者を奪われてしまった形だ。

「かつて仮面ライダーシリーズが人気だったのは、イケメン俳優が出演することで、お母さんたちからの需要が高かったこともあります。しかし最近は、過去に出演した仮面ライダー俳優が、覚せい剤取締法違反や強制わいせつ容疑で逮捕されるなど、不祥事が相次いでおり、一気に番組離れが加速してしまいました。一方で、ゲゲゲの鬼太郎は、ブラック企業ネタに『自分も同じような境遇だよ』と共感するお父さんもいて、親しみやすさもあるようです」(同・ライター)

もうひとつ話題となっているのが、今期に登場するネコ娘がスラリと脚の長いスタイリッシュな美人であることだ。インターネット上では《今期はハズレなし!》、《神回連発》といった投稿が広がっており、今後も楽しみだという意見は多い。

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