沢村一樹、50歳での「月9初主演」も付きまとう“不安要素”

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沢村一樹、50歳での「月9初主演」も付きまとう“不安要素”

 7月からスタートする月9ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(フジテレビ系)に、主演することが5月16日に明らかになった俳優の沢村一樹。デビュー23年目にして月9初主演。しかも、98年に放送された「じんべえ」(フジテレビ系)に主演した田村正和(55)に次ぐ、月9史上2番目の年長主演だという。

「月9といえば恋愛ドラマが定番でしたが、このところ視聴率が2ケタいかないのが実情。昨年の『コードブルー-ドクターヘリ緊急救命-3rd season』が高視聴率だったことから、月9に職業モノを求める局の方針もあり、この作品に決まったようです。しかも『絶対零度』は、2010年のシーズン1、2011年のシーズン2ともに2ケタ以上の高視聴率をマークしています。フジテレビとしては『コードブルー』に続く人気シリーズにして、映画化も視野に入れているのではないでしょうか」(エンタメ誌ライター)

 意表を突いた沢村の月9主演抜擢には「おめでとう!」「メチャメチャ楽しみ」とエールが寄せられているが、“二匹目のドジョウ”を狙うには大きな問題があるという。

「前2シーズンは、いずれも上戸彩が演じる新米刑事の奮闘ぶりを描き人気を呼びましたが、今回、上戸演じる桜木泉は、捜査中に失踪しているという設定。その代わりに主役を演じるのが元公安のエリート刑事役を演じる沢村というわけです。スピンオフ的な匂いもするので、果たして筋書き通りに上手くいくのか疑問が残りますね」(前出・エンタメ誌ライター)

 沢村は、人気の「浅見光彦シリーズ」(TBS系)や「DOCTORS~最強の名医~」シリーズ(テレビ朝日系)などでも主役を務め、去年はNHKの朝ドラ「ひょっこ」で、ヒロインの父親を演じ国民的俳優の仲間入りを果たしている。

「沢村は12歳の時に父が蒸発。母は多額の借金を背負って沢村と妹を育てました。20歳で上京してからも長い下積み時代を経て、30代半ばで『浅見光彦シリーズ』の主役を射止めています。遅咲きの苦労人だけに、千載一遇のこのチャンスをぜひものにして欲しいですね」(スポーツ紙デスク)

 ダークホースの沢村は、「月9二桁回復」への立役者となれるか。

(窪田史朗)

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