オリックス担当記者が分析、“マッチョマン”吉田正の一発で交流戦前に借金返済を! (3/3ページ)

リアルライブ

交流戦前に借金を返済するには、この6連戦を5勝1敗(引き分けを考えない場合)の好成績が条件となるが、下位チーム相手なだけに,ここはしっかり連勝をして、返済してもらいたいところ。特に先週3連敗を喫した楽天にはキッチリとお返しをする必要がある。今週のキーマンは7試合連続安打を更新中ながら、5月4日のソフトバンク戦以来、ホームランが出ていない“マッチョマン”吉田正尚である。7試合連続安打更新中にもかかわらず、一発がなかなか出ないため、正尚が打っている印象は薄いのは気の毒な話だが、それぐらい正尚に対しては,ホームランに対する期待値が高い。昨年からグッズでもチームで1番の売り上げを記録しており、グッズ関係者は「今年も正尚選手が断トツですよ」と正尚人気に期待を寄せている。これを聞いた正尚は「活躍しなきゃいけないですね」とファンの期待を自分の胸に叩き込むように話しながらグラウンドに走っていった。

 デビューから腰痛に悩まされた正尚だが、今年はケアをしっかりしながら、開幕から全試合に出場している。「正尚が1年間いたら…」ファンや関係者はこの2年間そんな妄想をずっと抱いてきた。しかし、いちばんそれを望んでいたのは吉田正尚本人であるのは言うまでもない。セ・リーグの投手陣が試合前から嫌がるような大爆発を今週の6連戦で見せてほしい。

取材・文 / どら増田
写真 / 垪和さえ

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