砂漠を這いながら動き回るユニークなサボテン「地を這う悪魔」 (1/3ページ)

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砂漠を這いながら動き回るユニークなサボテン「地を這う悪魔」
砂漠を這いながら動き回るユニークなサボテン「地を這う悪魔」

image credit: Wikimedia Commons

 メキシコ北西部のバハ・カリフォルニア・スル州には変わった特性を持つサボテンが存在する。

 地元ではクリーピング・デビル(地を這う悪魔)と呼ばれていて、成長すると片端だけが伸び、枯れたほうの体の一部を切り捨てながら、時間をかけて砂漠を動き回るのだ。

・和名は入鹿(いるか)

 学名Stenocereus eruca(和名:入鹿)というこのサボテンは、メキシコ北西部のバハ・カリフォルニア・スル州固有のユニークな植物で、動き回るサボテンとして知られている。

 ちなみに和名の「入鹿(いるか)」は、日本にこれを持ち運んだ学者が、「サボテンの横たわる姿が、蘇我入鹿(そがいるか)が倒れる姿に似ていたから」この名になったと言われている。「地を這う悪魔(クリーピング・デビル)」より幾分マシかもしれない。

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image credit:Pamla J. Eisenberg /flickr

・生き残るため。砂漠を移動する独特な能力

 空に向かって垂直に成長するほかの一般的なサボテンと違って、このサボテンは先端だけをわずかに上げて地面に這いつくばって生きる。
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