オリックス人気企画『Bs夏の陣』10年目はダイヤモンドユニで7年ぶり勝ち越しを目指す (2/2ページ)

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しかし、2016年からは日程的な問題や、屋外球場の神戸では雨天中止のリスクもあったことから、タイトルはそのままにしつつ、再び京セラのみで開催するようになった。

 前売り券にユニフォームの特典が付くこともあってファンにとっては一番の人気企画だが、戦績は悪い。勝ち越したのは3連勝した2011年のみ。昨年は勝ち越しに王手をかけたが、最終日に敗れてしまい五分の成績に終わっている。

 今年は8月7日(対埼玉西武)から12日(対千葉ロッテ)まで『東軍』2チームと対戦する。「夏の陣」シリーズ初の6連戦だ。担当者の話によると、昨年採用したファイティングレッドは「原点回帰の意味もあった」とのこと。今年は10周年を記念した企画や、グッズの販売も計画しているという。

 今年のダイヤモンド柄は、宇宙柄以来の斬新な柄。久々に『攻めるオリックス』をアピールした形になったが、ファンの間では“予想通り”賛否両論が飛び交っている。肝心な選手はどう思っているのか気になり、何人かの選手に話を聞いてみたが、選手からは批判的な言葉は皆無。若い選手からは「中途半端なものを着るぐらいなら、これぐらい振り切った方がいい」、「カッコイイと思います。これならスタンドから見ても分かりやすい。ロッテみたいにスタンドを白一色で埋めてもらいたいですね」といった前向きな声が聞かれた。

 10周年の夏の陣。やはり勝ち越さなければ、いくら柄が格好良くても縁起のいいユニフォームにはならない。毎年「選手に格好いいユニフォームを着てもらいたい」と熟慮を重ねるスタッフの期待に応えるためにも、オリックスナインの活躍が期待される。今年は“追加公演”を望む声が聞こえるぐらいの快勝劇を見せ、優勝争いに向けて勢いをつけてもらいたい。

取材・文 / どら増田
写真提供 / (C)オリックス・バファローズ

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