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稲葉代表監督の嘆き!侍ジャパンに選手が集まらない

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が精力的な視察を続けている。今年10月にはU−23世界大会、そのあとには2014年以来となる日米野球も控えている。東京五輪の追加競技である「野球・ソフトボール」に弾みをつけるためにも“前哨戦”は勝っておきたい。しかし、この視察で稲葉監督の弱点も露呈されてしまった。
 去る5月31日だった。横浜スタジアムでのDeNA対楽天戦、稲葉監督はDeNAのルーキー、東克樹(22)をこう評した。
「ボールに当たっても(グラウンドに)出てきて、打たれた後でも自分の投球ができる気持ちの強さがある」
 2度も打球が足に直撃するアクシデントを乗り越えての好投だった。

 そのガッツは称賛に値する。まして、東は左投手だ。ゲームメイクのできる左の先発は国際試合でも大きな武器になる。しかし、この稲葉監督のコメントだけでは説明不足なのだ。
「日米野球は日本国内で開催されますが、U−23は海外の球場で行われます。スタンドの雰囲気、外国人審判、練習施設、宿泊施設、食事、日本とは比べ物にならない劣悪な環境です。精神的に強くないと海外では本領を発揮できないと言いたかったんだと思います」(NPB関係者)
 たしかに、稲葉監督の「ボールが当たっても」発言では、単なる根性論になってしまう。
「7月に大学生の日本代表がハーレム大会に参加します。オランダで開催される同大会は日程が長期間で、精神的にもタフな選手でないと務まりません。でも、考えようによってはこの大会に参加した大学生が東京五輪と、次のWBC(2021年)の主力メンバーになる可能性が高いんです。稲葉監督はアマチュアの視察に時間をもっと割くべき」(ベテラン記者)

 前出のNPB関係者によれば、侍ジャパンの「最大の武器」はスコアラーだという。前回のWBCでもスコアラーは短期間で対戦国のデータを集め、それを分析している。一部球団から派遣をお願いしたスコアラーが奮闘したのだが、PCや映像解析に頼らず、独自の目線で見つけた「クセ」や「配球の傾向」をまとめ上げる力はメジャーリーグのアナリストにも劣らないと自負していた。
 ならば、侍ジャパンもスコアラーを専属雇用し、ここにメジャーリーグ球団のようなアナリストを加えれば良いと思うのだが、そうもいかないという。

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