俺に触るとヤケドするぜ。イギリスで最も恐れられている有毒植物「ジャイアント・ホグウィード」(※皮膚疾患画像注意) (1/4ページ)
可憐で小さな白い花にひかれて、うっかり触ろうものならさあ大変。
後は地獄が待っている。というか地獄しかない。
ホグワーツ魔法魔術学校みたいなちょっとかっこいい名前のついた「ジャイアント・ホグウィード」は、イギリス最恐の植物として人々から恐れられている。
この植物の樹液は、人間に重篤な植物性光線皮膚炎をもたらす。ひどい火傷のような症状と水ぶくれが起き、目に入った場合は失明する恐れもある。
「俺に触るとヤケドするぜ」はまさにこの植物の為にある言葉だろう。
・ジャイアント・ホグウィードとは?
ジャイアント・ホグウィード(学名 ヘラクレウム・マンテガジアヌム/和名 バイカルハナウド)は猛毒植物である。セリ科の多年生植物で、2メートル以上の高さに成長する。
コーカサスや中央アジア原産の植物なのだが、19世紀になって鑑賞植物として数種がイギリスやヨーロッパに持ち込まれた。当時、その危険性はまるで知られていなかったのだ。
・外見的な特徴
ジャイアント・ホグウィードの見た目はまったく危険なようには見えない。非常に大きく、複葉を1~1.7メートルに広げる。葉の先端で、白い花が傘状にクラスターを形成する。
シャク(ヤマニンジン)と似ているため、注意が必要だ。