通販サイトに氾濫する「淑女用ラブグッズ」の世界

まいじつ

(C)NATNN / Shutterstock
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いわゆる“バイブ”が民芸調の人の形や宇宙人の形をしていたのは、もう30年以上も前の話。いまやアダルトグッズショップやインターネットの通販サイトを覗くと、おしゃれで美しい形の、まるでオブジェのような商品が並んでいる。女性が抵抗感なく購入しているという話もうなずける、洗練されたデザインだ。

「ネットの普及のおかげで、女性でも買いやすくなったため、大人のおもちゃの購買層の男女比はおよそ5対5になっています。そのため、いまは男性よりも女性目線で商品を作る時代なのです。ちなみに、イルカや果物の形をしたものが多いのは、厚生労働省のチェックを避けるためです。性具というのは認可商品ですから、薬事法違反を避けるため、あくまで“おもちゃ”、“ジョークグッズ”として売っているのです」(トレンド雑誌ライター)

アダルトグッズの製作会社はどのくらいあるのか

女性の大人のおもちゃに対する要望はどのようなものが多いのか。

「まずは何と言っても安全性です。実は粗悪な海外製は嫌われるので、日本で流通している大人のおもちゃは日本製のものが多いのです。環境問題を考えてダイオキシンの出る塩化ビニールを使用していない会社もありますし、ローションも口に入るかもしれないものですから、基本的に食品衛生法に適した素材しか使っていません」(同・ライター)

では、いま日本で大人のおもちゃを作っている会社はどのくらいあるのだろうか。

「30~40社あるかないかくらいでしょうか。ときどき大学生から就職の問い合わせがあるそうですが、身内でやっている会社がほとんどです。やる気があるなら思い切って起業してみるのもいいかもしれません」(同・ライター)

女性が発案し、女性が製造・販売する大人のおもちゃメーカーが、もっとあってもいいかもしれない。

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