放置された神々の像が独特な世界観を生み出している、バリ島の廃墟ホテル「ベドゥグル・タマン」 (1/2ページ)
image credit:Romain Veillon
以前カラパイアでも紹介(関連記事)した、世界中の廃墟を撮影している写真家ロマン・ヴェイヨンさん。ヨーロッパを中心に撮影している彼の廃墟シリーズにバリ島のホテル廃墟が加わった。
バリ島では、昔からの土着の宗教に、ヒンドゥー教や仏教が融合し、バリ島独自の宗教観が存在している。
いたるところで様々な神の像を見ることができるのだが、放棄されたホテルの館内や庭に置き去りとなった像が移ろいゆく歴史をその中に刻み込んでいるようだ。
このホテルはバリ島・デンパサールから北に50キロ、観光地として有名なブラタン湖とブヤン湖の近く、標高およそ1500メートルの場所にあるベドゥグル・タマン(Bedugul Taman)ホテルだ。
バリ島屈指の豪華と美しさを誇るホテルとなるはずだったが、なぜか完成目前で工事は中止、そのまま朽ちてしまったそうだ。その理由については様々な噂が飛び交っているが、はっきりとしたことはわかっていない。
だが、朽ち果てた後もそこに設置された神々の像は残り、世界中の廃墟マニアを魅了している。