【召喚連載】メガテン大司教・鈴木一也の邪教の館 / 第4回 未発表漫画付き「オウム真理教とポア」について悪魔と語る (2/7ページ)

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未だに後遺症に苦しむ人々もいる」
レオナルド「そのくらい知っておる。オウムの何を知りたいのだ?」
大司教「マスメディアと一部政治家は、謎が解明されぬまま首謀者7名の死刑執行がされたと騒いでおる。しかし実際は教祖麻原彰晃こと松本智津夫の真の動機以外は、すべて判明している。そこで事件の真の意味は何だったのかを知りたくてな」

レオナルド「そうか、教えぬでもないが、お主アンドラスにはずいぶんと馳走したそうではないか? なぜわしには茶だけなのだ?」
大司教「そう言われる と思って用意しておいたぞ。見よ、国産豚のローストだが、じっくり低温で焼き上げた一皿である。ふんだんにスパイスを利かせ、自家製セージとローズマリーで香り豊かに仕上げた。旨し肉汁をたっぷり吸ったキノコたちと一緒に食するがよい」
レオナルド「むむう、なんとこの肉の柔らかいことかっ! 歯を使うまでもなく、我が強き舌で蹂躙する柔肉が口の中で崩れ、汁の溢れ出す悦楽よ! そして豚の香りとニンニクとが醸し出す調和に、ハーブが筆を走らせたような爽やかさ……うむ、じつに満足である」
大司教「是非堪能せよ」

・世紀末に修行するぞ!
レオナルド「…………そもそもなぜオウムが流行ったのか? ひとつには世紀末ブームがあろう」
大司教「その世紀末ブームにはわしも乗っていたからな。何より日本人の心には五島勉の『大予言』が刻まれておった」
レオナルド「何だそれは?」
大司教「知らぬのか? ノストラダムスの『百詩篇集』の日本に於ける勝手解釈本だ」
レオナルド「なに? あのミシェル・ド・ノートルダムか。懐かしい名を聞いた。

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