仮想通貨で11億稼いだ男、「池上彰さんのおかげです」!? (2/2ページ)

日刊大衆

だから、“しまった! 12万倍も出遅れた!”と思いましたね(笑)」

見計らった「投資のタイミング」

 仮想通貨には主要銘柄だけでも10種類以上ある(細かなものを入れれば2000種類超)。仮想通貨はよく金の採掘にたとえられるが、仮想通貨の採掘業者(マイニング業者)がインターネット上で発生する通貨を掘り出して、仮想通貨の取引所に流し、投資家は取引所を通じて売買する仕組み。

 取引所も複数あり、ビットフライヤー社が最大手だ。仮想通貨は紙幣や硬貨のように実体はないが、それがどれだけ普及したかによって価格が暴騰もするし、下落もする。取引所には日々、投資家から売買注文が入り、仮想通貨の銘柄が取引されるところは株式市場と同じだ。

「お話ししたように14年に初めて仮想通貨の存在を知り、その後、投資のタイミングを見計らっていました。すると16年になって、日本では仮想通貨を円やドルなどと同じく、通貨として認めるという法律が成立したんです(通称『仮想通貨法』)。その結果、一般のお金と同じように仮想通貨で買い物できるようになってきました。一部の家電量販店では、仮想通貨で新型の8Kテレビでも何でも買うことができます。面白いところでは、新宿・歌舞伎町の一部のキャバクラでも使えます。特殊な端末に携帯電話をかざすと、保有している仮想通貨で飲み代を支払える仕組みになっているんです」

 仮想通貨は通常の貨幣と同様、流通量が多く、使用している人が増えれば増えるほど価値が上がる。

「仮想通貨法は、いわば日本政府から“ビットコインは通貨ですよ”と、お墨付きを得たようなもの。仮想通貨ってなんだか怪しいなと思っていた大衆の不安が一気に払拭されたわけです。ですから、僕は“法律が施行されたら、企業も安心して取引に参入してくるだろうな”と考えたんです。僕が仮想通貨を知ったときには1ビット12万円でしたが、それからいったん2万円まで暴落し、さらに10万円まで戻ってきていました。いよいよ仕込み時期かと思い、17年1月から2月にかけて、5000万円ほどビットコインを買いつけていきました」

 すると、昨年12月半ば、ビットコインは1ビット230万円という過去最高値をつけた。ナカモト氏が買ってからわずか1年足らずで、その価値が23倍に跳ね上ったのだ。「5000万円×23倍」だから、しめて11億円の含み益。ところが、その直後、日本銀行の黒田東彦総裁が「(ビットコインは)単なる投機の対象となっている。異常に高騰しているのは事実だ」と発言したため、1ビット130万円にまで大暴落したのだ。

 現在は、1ビット75万円前後で取引されているが、それでもナカモトさんは、「5000万円×7・5倍」で3億5000万円以上の資産を1年半で手にした計算だ。

 年収300万から億万長者へ――。現在発売中の『週刊大衆』7月30日号では、さらにナカモトさんが「仮想通貨」で稼ぐコツを詳細に伝授している。

「仮想通貨で11億稼いだ男、「池上彰さんのおかげです」!?」のページです。デイリーニュースオンラインは、おこづかいビットコインマネーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る