巨人 高橋由伸辞任に備える江川卓次期監督 (1/2ページ)

週刊実話

 タレントのベッキーと巨人・片岡治大コーチの“真剣交際”の影で囁かれているのが、江川卓氏の次期巨人監督就任説。2人を全面バックアップしているのが江川氏、そして監督就任の暁にはヘッドコーチのポストが用意されているという情報まで浮上しているのだ——。

 7月6日から行われた首位広島との3連戦を2勝1敗でしのぎ、なんとか7.5ゲーム差につけている巨人(数字は7月8日現在)。しかし、今年もV逸なら高橋由伸監督は就任から3年連続となり、2年連続Bクラスに沈めば球団史上2度目の屈辱。ネット裏では、「監督の首のすげ替えは不可避」というのが一致した見方である。
 そんなメディアの声を制するように、渡邉恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆は7月6日、高橋監督に高い評価を与え、解任報道を牽制した。この日、3年契約最終年の高橋監督は、読売新聞東京本社を訪れ、渡邉主筆、老川祥一オーナーらに前半戦の報告を行った。

 会談後、渡邉主筆は取材陣の質問に「いろいろ(話を)した。監督はよくやっているし、選手をよく見ている。名監督だよ」と話し、ゲーム差には「巨人本来の野球じゃない」とした上で「いい選手がいることは事実だけど、足りないね。もっと強化する。圧倒的に勝つようにしないと」とさらなる援護射撃を約束した。しかし、ベテラン巨人担当記者によれば、渡邉主筆の発言はカムフラージュで、有事に備えて次期政権作りを始めているという。キーマンとなっているのが「最後の切り札」とされ、これまで万年候補に甘んじてきた江川卓氏だ。
 「巨人は水面下で来季体制の方向性を検討しています。アウトラインとして、高橋監督の腹心である村田真一ヘッドコーチを今季限りで解任し、江川卓氏を後任に充てる人事です。現段階では、優勝を逃しても巨人はクライマックスシリーズに進出し、逆転で日本一になる可能性を残している。監督人事はBクラスが確定するまで封印せざるを得ないのです」(巨人担当記者)
 表向きは、由伸巨人を有力OBの江川氏が支えて盟主奪回を図るという構図だが、読売首脳は今シーズンも優勝を逃せば、高橋監督が自ら辞任を申し出ることを想定している。そうなった場合、次善の策としてヘッドコーチで入閣させるはずだった江川氏を監督に擁立——そのようなシナリオを描いているのだという。

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