麻原「遺骨バトル」で「オウム再分裂」の深刻クライシス!(1)麻原と四女の“本当の関係” (1/2ページ)

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麻原「遺骨バトル」で「オウム再分裂」の深刻クライシス!(1)麻原と四女の“本当の関係”

 オウム真理教の教祖・麻原彰晃こと松本智津夫の死刑が執行されて10日余りが経過した。かつて日本中に憎悪をまき散らした教団トップは死に際して、四女に遺骨を託したという。だが、その遺骨を巡っては水面下で、遺族や後継団体アレフを巻き込み争奪戦が繰り広げられる一方、麻原を狂信する信者が新たな動きを見せているというのだ。

 社会部記者が語る。

「麻原の死刑が執行されたのが、7月6日の午前8時のこと。その1時間前に死刑の執行が言い渡され、それから東京拘置所の地下にある執行室に連れていかれたといいます。最後まで具体的なことはほとんど話さなかったそうですが、死刑執行の7分前には刑務官から『遺品や遺骨の引き渡しはどうするのか?』と尋ねられると、『ちょっと待って』と言いよどみ、そのあとに『誰でもいいから、妻や子供がいるだろう』と促されると、麻原は『遺灰は四女に』という意思を示したと言われています。そして遺言などは遺さずにそのまま執行室に向かったとされています」

 ここにきて、オウム真理教の教祖である麻原彰晃こと松本智津夫の死刑当日の様子が明らかになってきた。当初、意思疎通は十分できず、排泄行為も自身ではできないほどと言われていたが、実際にはしっかりした足取りで、執行室まで歩いていったばかりか、刑務官と会話まで交わしていたのだ。

 しかもこれまで、死後に神格化が懸念されていた麻原の遺骨について、絶縁状態にあった四女が受け取るよう指名されていたことが、法務省より明らかにされた。このことで、麻原の遺族間で、遺骨を巡る争奪戦が勃発していることも表面化したのである。司法関係者が明かす。

「四女は一貫して、父親である麻原に対して批判的なスタンスを取り続けてきました。昨年11月には、家族と縁を切るために、麻原と妻の推定相続人から排除することを裁判所が認定するなど、麻原と松本家とは一線を画してきた。ところが、遺骨の受け渡しに指定されたことから、遺族側を代表して三女のアーチャリーが自身のブログで、麻原の意思疎通は難しいとして『特定の人を指定することはあり得ない』と主張。麻原の妻に遺骨の引き渡しを求めることを申し立てて、両者は対立関係にあります」

 これに対し、四女側は遺骨の受け入れを表明。

「麻原「遺骨バトル」で「オウム再分裂」の深刻クライシス!(1)麻原と四女の“本当の関係”」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 7/26号松本智津夫上祐史浩遺骨オウム真理教社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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