『西郷どん』鈴木亮平がツイッターで明かした本当の見どころとは? (2/2ページ)

日刊大衆

 興味深いことに鈴木亮平は今回の内容について、自身のツイッターで「今夜の西郷どんは『三度目の結婚』 若き日の恋とは違い、ゆっくりと、少しずつ紡がれていく男女の絆。そんな二人の、家族の、『始まりの物語』です。優しい回になっています。是非」とつづっている。実はこの言葉こそ、大河ドラマ『西郷どん』の本来のテーマを示したものではないだろうか。

 そう、『西郷どん』とは吉之助だけでなく、家族を描く物語なのだ。これからは、薩長同盟、戊辰戦争、そして西南戦争と、明治維新という激動の世の中となり、吉之助はその最前線を駆けていくことになる。しかし、そんな勇壮な歴史物語だけではなく、ドラマでは妻の糸との関係も密に描かれるだろう。そうなると今後は2人の感情のやりとりこそが、『西郷どん』の見どころとなるのである。

『西郷どん』の脚本家、中園ミホ氏(59)は、2014年上半期の連続テレビ小説花子とアン』(NHK系)などで知られる人気脚本家で、近年の代表作は『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)と、バリバリ働く女性を描くのがうまい印象がある。しかし00年の『やまとなでしこ』や01年の『スタアの恋』(ともにフジテレビ系)など、恋愛ドラマも非常に得意なのだ。ほかにも木村佳乃(42)を主演に迎えたドラマ『はつ恋』(NHK/12年)は、大人の切ない純愛ドラマとして評判になった。

 恋愛を軸にして人間をうまく描いてきた中園氏の脚本は、これからいきいきとしたものになっていくだろう。歴史上のできごとももちろん見どころなのだが、『西郷どん』が描こうとしている、人と人との絆に注目したい。(半澤則吉)

「『西郷どん』鈴木亮平がツイッターで明かした本当の見どころとは?」のページです。デイリーニュースオンラインは、ツイッター(twitter)西郷どん黒木華鈴木亮平木村佳乃エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る