知らないなんて損! 結婚したら得をする税金 (1/3ページ)

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知らないなんて損! 結婚したら得をする税金
知らないなんて損! 結婚したら得をする税金

これから結婚を考えている人や結婚の予定がある人なら、「配偶者控除」という言葉を一度は耳にしたことがあるでしょう。結婚したら、もしかして税金の負担が減るの? となんとなく期待してしまいますが、実際は、一定の条件をクリアしている場合に限定されています。税金について学ぼうとすると、仕組みや計算が複雑で、理解するのはなかなか難しいですよね。そこで、FPの川部紀子さんに、結婚してから得する税金のポイントを、分かりやすく解説してもらいました。

■結婚したら得する税金ってどんなものがある?

結婚後に受けられる税金のメリットとして、多くの人が思い浮かべるのは「配偶者控除」でしょう。実は、これ以外にも、条件に当てはまれば税金を減らせる制度がいくつかあります。ぜひ知っておきたい結婚後に税金の負担が減る制度について、初心者の方向けに簡単にご説明します。

◇「配偶者控除」&「配偶者特別控除」とは?

☆「配偶者控除」

まず、夫婦が完全フルタイムの共働きでは、「配偶者控除」の恩恵はありません。夫婦のどちらかが仕事をしない場合やパートタイマーとして働く場合に該当する可能性が出てきます。

この制度に男女の区別はありませんが、仮に「夫が会社員、妻がパート勤務」のケースを例にして説明します。この場合、妻のパート収入が年収103万円以下なら、夫の収入の中で所得税が課される予定だった金額から38万円を差し引いてもらえます。これが「配偶者控除」です。38万円を差し引いたあとの金額に対して税率が掛け算されるので、夫の所得税が独身時代よりも安くなるという仕組みです。

☆「配偶者特別控除」

では、妻の収入が103万円を超えてしまったらどうなるのか。その場合でも、妻の収入が年収201.6万円未満であれば、収入に応じて3万円から38万円までの控除を受けられます。これが「配偶者特別控除」です。ただし、これは夫の年収が1120万円以下の場合に限られます。この年収を超える場合は、仕組みは同じですが控除額が少なくなります。

また、住民税にも似たような仕組みがあります。

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