朝ドラ『半分、青い。』批判続出の急展開こそ、北川悦吏子脚本のテーマ!? (2/3ページ)

日刊大衆

後に、鈴愛は母親の晴(松雪泰子/45)やブッチャー(矢本悠馬/27)から和子が心臓の病で先が短いという話を聞くが、ちょうどそこに律がやってきて……。

 離婚して帰省したと思ったら「律を支えたい!」と、まさかのセリフを吐いた鈴愛。これには「まず自分と娘の生活を支えろ」と、視聴者から愛ある怒りの声が噴出した。最近は鈴愛のふてぶてしい行動や、展開の早さがツイッター上で、やたらにツッコまれているのだ。

『半分、青い。』が面白いところは、これら視聴者の声に脚本家の北川悦吏子氏(56)がツイッター上で反論しているところだ。これは今までのドラマにはなかったことだろう。急展開が多いという世間の声に対しても、北川氏はツイッターで「あのですね。「半分、青い。」は急展開、ではなく、スライスオブライフなのですよ。普通、映画や舞台など、二時間程度の枠でよくやられるこの手法。これを、156回かけてやってみようとしたわけです、私」(原文ママ)と、持論を展開している。

■ある意味で朝ドラの定番パターン!?

 スライスオブライフ、「人生のひとコマ」とでも訳すのだろうか。確かに『半分、青い。』では、15分の放送のうちに必ず何かが起こり、誰かがやらかす。鈴愛や誰かの人生がときに小さく、ときに大きく揺らぐのだ。さらに北川氏は『半分、青い。』の小説版を読んで泣いてしまったというファンのツイートに対して、「ありがとうございます!ドラマでもぜひっ。そう、無駄なことは一つもない。無駄な日も一つもない。無駄な感情も一つもない、と思っています。何が起きても。しんどくても。ま、たいていしんどいことの方が多いよね」(原文ママ)と返している。

「しんどいことのほうが多い」というのは、鈴愛の人生そのものだ。仕事の挫折に離婚と、鈴愛は常に人生の荒波に揉まれている。

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