中国、マッハ5.5で核兵器を射出する超音速兵器「星空二号」の実験を実施 (1/3ページ)

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中国、マッハ5.5で核兵器を射出する超音速兵器「星空二号」の実験を実施
中国、マッハ5.5で核兵器を射出する超音速兵器「星空二号」の実験を実施


 8月3日、中国政府が超音速航空機の実験に成功した。将来的に音速の5.5倍の速度で核ミサイルを射出できるようにもなるという。

 星空二号と呼ばれる航空機は、時速7,344キロで飛行し、急速な方向転換が可能であると伝えられている。その潜在能力は既存のミサイル防衛システムを突破できるだけのものだ。

・星空二号打ち上げ


Military news: China tests hypersonic aircraft Starry Sky-2

 中国北西部の秘密基地で実施された星空二号の打ち上げを撮影した映像には、まるで多段階ロケットのような姿が映し出されている。

 星空二号はランチャーと切り離されると、本体の動力を使いマッハ5.5(音速の5.5倍)で400秒間飛行を続けたと中国国営新聞チャイナデイリーは報じている。

 その後、高度29キロでいくつかの動きを試し、指定された地点に着陸。結果は大成功だったと賞賛されている。

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・現在のミサイル防衛システムですら捕捉困難

 星空二号は北京の中国航天空気動力技術研究院で開発されたウェーブライダーである。

 ウェーブライダーはその名から推測できる通り、なめらかな矢のような形状の飛行機で、機体の衝撃波によって圧縮された空気から揚力を得るように設計されている。
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