「私オバサンだから!」自虐する女の心理とは (3/5ページ)

マイナビウーマン

かつ、彼女たちは、「女としてあるべき姿・常識」をクリアしていない女は見下されて陰口をたたかれるものだと考えています。自虐する女は、若いころは「えーなんであの人、30歳を過ぎてるのに結婚できてないの?  やっぱり性格に問題があるからだよね」「結婚できない女性、だいたい結婚できない理由があるよね(笑)」など、「結婚していない女性」を無邪気に笑っていたタイプです。若いころに無邪気に笑っていられたのは「自分は普通だから問題ないし、常識どおりに結婚する」と思っていたから。しかし、いざ自分が同じ立場になると、「笑われる立場の自分」をうまく受け入れることができません。

「かつて若いころの自分が笑っていたように、周囲の人は自分のことを、問題があるから結婚できないやばい女と思っているにちがいない」 「こんな不完全な自分でいたくない。でも、自分ひとりで努力しても相手の同意がなければ、恋人はできないし、結婚もできない」 「やばい。みんなから笑われたくない。勘ちがいしている痛い女だと思われたくない」

こうしたモヤモヤの結果、「他人に笑われて見下される前に、自分で自分を笑って見下す」ソリューションが爆誕します。

彼女たちのロジックはこうです。

他人に笑われて見下されると傷つく→面と向かって言われなくても、陰で言われているにちがいない(なぜなら過去の自分がそうしていたから)→何を裏で言われるかがわからず、疑心暗鬼になってストレスフル→だったら自分で先手を打って「わかってる」アッピルをして、痛い女だと思われるのを回避しよう

これは「自分で自分に平手打ちをする」のと「他人に平手打ちをされる」のではどちらがよりストレスフルか、という設問に置き換えるとわかります。

自分で自分を平手打ちする場合、いつどれぐらいの強度でくるかがわかりますし、手加減も心の準備もできますから、痛みはあるにせよ、ダメージはそれほど強くありません。一方で、他人が平手打ちをしてくる場合は「いつどれぐらいの強度でくるか」がわからないため、待っている時間のストレスが高く、食らったときの精神ダメージも高くなります。

これと同じ理屈で、自虐する女は「他人に攻撃される前に自分で攻撃」します。

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