KNOCK OUT“キック界の高橋大輔”不可思が赤いベルト初代王者に!高橋兄弟長男は惜敗 (2/2ページ)

リアルライブ

ついてきてください」とフィギュアスケート・高橋大輔選手似の笑顔を見せてファンの声援に応えた。

 ライト級王座が森井洋介のイメージカラーである白をモチーフに作られたように、スーパーライト級王座の赤は不可思のイメージカラーである赤を意識して作られたもの。赤いベルトを手にした不可思は「自分のものにできて本当に嬉しいです。価値を高められるように頑張りたい」と安堵の表情を浮かべた。

 チャンピオンになったことで、「格闘技界のファッションリーダーになること」など、ここまで温めていた野望も次々に実現させていくことだろう。今トーナメントでもコスチュームの色を変えるなど、ビジュアル面へのこだわりがあった。不可思は試合内容だけではなく、入場から観客を魅了できるチャンピオンを目指していく。そこは那須川天心と似たところかもしれない。

 セミファイナルでは復帰戦となった森井洋介が“44歳のレジェンド”大月晴明を相手に壮絶な打ち合いを制しKO勝ち。10月から開催されるライト級アジアトーナメントに弾みをつけた。またその森井からベルトを獲っただけでなく、鼻骨を肘でへし折り、欠場に追い込んだ第2代KING OF KNOCK OUTライト級王者のヨードレックペットは、高橋三兄弟の長男、一眞と対戦。序盤、右ミドル、ワンツーを繰り出す一眞にヨードレックペットはインロー、左ミドルで応戦した。パンチをヒットさせた一眞だが、徐々に左ミドル、左ローを食らった。左インローでたびたびバランスを崩すようになる。勝負に出る一眞は距離を詰めて左右フック、肘や三日月蹴りも繰り出すが、岩石のように微動だにしないヨードレックペットは左ミドルや、蹴り足をキャッチしてからのパンチを狙いつつ、左ミドルを蹴り続けた。結果はヨードレックペットが3-0で判定勝ち。5R、倒れることはなかった一眞だが、ヨードレックペットに倒せそうな隙は全く感じられない試合だった。

 次回のKNOCK OUTは9月8日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で開催される。また、10月7日の後楽園ホール大会に続く首都圏大会として、12月9日に2年連続で両国国技館でのビッグマッチを開催することも会場で発表された。

取材・文 / どら増田
写真 / ©︎キックスロード

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