新『報道ステーション』の放送枠が拡大 視聴者からは「意味が分からない」の声も

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新『報道ステーション』の放送枠が拡大 視聴者からは「意味が分からない」の声も

 5日、テレビ朝日が『報道ステーション』の放送時間を「10月から5分間拡大する」と発表した。

 これは、都内で行われたテレビ朝日の10月改編説明会で発表されたもので、月曜日から木曜日までの放送時間が21時54分から23時15分までと5分拡大することになった。既報の通り、小川彩佳アナは降板となり、富川悠太アナに加え、元テレビ朝日アナウンサーで内村光良夫人の徳永有美が新たに担当。2人MCとして新たなスタートを切る。

 そして、金曜日については時間据え置きで、竹内由恵・小木逸平両アナがMCを担当する。5分拡大の意図について赤津一彦編成部長は、「原点である中学生でもわかるニュースに立ち返る」と説明。また、「スポーツ番組の視聴率が高くなっている」とし、拡大した時間をスポーツに充てる意向を示した。

 富川・徳永体制に加え、5分拡大とかなり「力」を入れた感じの『報道ステーション』だが、ネットユーザーの反応は厳しい。大阪地震発生時には、ブロック塀が崩れ下敷きになって死亡した小学生女児の同級生に「どんな気持ち?」とインタビューしたうえ、最終的に安倍政権への批判につなげ炎上。

 そして、9月の台風21号被害の際にも、テレビ朝日報道局を名乗るTwitterアカウントが被害動画をアップロードする個人ユーザーに「フォローしてDMしてほしい」と片っ端からリプライを飛ばし、不快感を示すネットユーザーが続出している。

 さらに、体操女子のパワハラ問題では、渦中の宮川紗江選手に対し、テレビ朝日所属のコメンテーターが一方的に日本体操協会の意を汲んだと思われるような「攻撃」を行うなど、その放送内容が何かと「偏っている」と批判を受けている状況だ。

 そのような状況下での「5分拡大」に、一部ネットユーザーからは「意味がわからない」「まずその報道姿勢を改めるべきだ」「むしろ規模を縮小するべきだ」と、怒りの声が上がっている。

 『報道ステーション』は、久米宏が長年担当した『ニュースステーション』の後継番組で、テレビ朝日系列の看板番組。しかし昨今は、インターネットの普及とともに、与党のみを批判する報道姿勢が「偏向」していると指摘されているほか、災害時の被災者感情を無視した取材方法も批判されている。

 リニューアルは主に「スポーツに力を入れるため」とのことだが、その報道姿勢や取材方法についても考えを改める必要があるかもしれない。

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