君は「感情に支配された思い」を知ってるか:杉作J太狼XE「美しさ勉強講座」連載83 (1/4ページ)

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君は「感情に支配された思い」を知ってるか:杉作J太狼XE「美しさ勉強講座」連載83

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杉作J太狼XE先生の「男の偏差値がぐんとアップする美しさ勉強講座」

83時限目・君は「感情に支配された思い」を知ってるか

 思ったことをはっきり言うのはいいことだが、その「思い」というのがそもそも「思い」なのか、ということは考えるべき事案である。

 まず、ひじょうによくないのが、「感情に支配された思い」である。

 これはたとえばの場合、好きな人の発言はなんでもよく思えて、嫌いな人の発言はすべて間違って聞こえる、というようなことである。

 または、腹が減っていらいらしているからつい目の前の人を攻撃してしまった、とか、酒に酔ってついこころにもないことを言ってしまった、とか。これらはたいへんによくない。なにより、あとでその発言を後悔する。自己嫌悪に陥る。つい先日もコンバットRECがかなり飲んでた。あとで「なにかよくないことを言ってしまったのではないか」と俺にあやまったがなにもよくないことは言ってない。飲んでても飲んでなくても●●(RECの本名)は●●、RECはRECだ。ただ本人的には後悔しているようであった。

 自己嫌悪という状態はたいへんよくない状態で、たとえばプロ野球選手だったら強めのゴロに飛びつくタイミングが遅れてしまう。へたしたら動けないかもしれない。サッカー選手だったら敵にボールを取られてしまう。いや、ボールどころではない。財布を落としても気が付かないかもしれない。恋人を寝取られても、「どうせ俺なんか」と思ってたら彼女のハートを奪還することはできない。

 話はそれるが、恋人というのはボクシングやプロレスのチャンピオンベルトに似ている。奪われることはあるかもしれないが奪い戻すこともできるのである。そして生涯、そのベルトを自分のものにすることは難しい。ベルトはベルト。自分ではない。ましてや恋人は生きている。自分で考え自分で行きたい自分の道がある。

「あなたにささげます」

 という男もいるだろう。女もいるだろう。だがほとんどの場合、それは口だけで、言葉だけだとしてもあまり気持ちのいい言葉ではない。

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