プロ野球「敗戦処理」 「物が違う」金足農業・吉田、大阪桐蔭・根尾 ドラフト情報第2弾 (1/2ページ)

週刊実話

 野球の国際大会、第12回U-18アジア選手権が9月3日に始まった。大会を戦うU-18日本代表には、ドラフト1位候補の高校球児が一堂に集まっているが、レベルの高い選手同士の比較がされているからだろうか、夏の甲子園の主役、金足農業高(秋田)の吉田輝星投手への評価にも微妙な変化が…。

 吉田投手からラブコールを受けた巨人は8月30日にスカウト会議を開き、甲子園大会に関する調査結果をまとめている。
「岡崎郁スカウト部長が会議後、記者団に囲まれました。高評価しているのは間違いありませんが、吉田投手の進路が未定であることを理由に『何も言えない』とはぐらかしました」(スポーツ紙記者)

 奇しくも、同日の大阪では、阪神が定例のオーナー報告会を催していた。しかし、同会合では営業成績の話に終始していたという。「ドラフトの議題は意図的に避けた」というのが、周囲の一致した意見だ。
「巨人、阪神とも夏の甲子園大会を経て、当初の指名順位に関する予定が狂い始めたんです。両球団とも即戦力の大学生投手を1位指名し、3位あたりから高校生投手を補強していく予定でした。そんな中、巨人は競合覚悟で吉田君を1位指名するべきか、もし抽選で敗れた時の外れ1位は誰を指名すべきかで揺れています。即戦力投手もハイレベルな高校球児も、残っていないだろうと予想しているからです」(球界関係者)

 12球団のスカウトはU-18の合同練習や壮行試合も視察したが、そこで「改めて」評価を高めた選手がいた。それが大阪桐蔭の根尾昂内野手(18)だ。

 投手、遊撃手、外野をこなし、走攻守すべてにおいて群を抜く。今夏の甲子園での打撃成績は4割2分9厘。これまでも高く評価されてきたが「やっぱり、物が違う」と、各スカウトはため息まじりに語っていた。
“細マッチョ”であることが分かったこともあるが、「改めて」と表現されるのにはワケがあった。
「府大会などで、投手起用されましたが、『二刀流は無理』との判断がされました。低めに2球続けて威力のあるボールを投げられないからです。日本ハムが『救援限定の二刀流』と言ったみたいですが、リップサービスでしょう」(同)

 プロ志望届の提出期限は、10月21日。

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