松井秀喜「巨人復帰拒否」を翻意させたウルトラ人事(2)巨人と松井の利害が一致した (1/2ページ)

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松井秀喜「巨人復帰拒否」を翻意させたウルトラ人事(2)巨人と松井の利害が一致した

 とはいえ、松井氏の指導者としての選手育成の手腕は早くも、高く評価されている。

「昨年の新人王となったアーロン・ジャッジ(26)をはじめ、若手で台頭した多くの選手がいずれも松井の薫陶を受けた選手ばかり。指導者としても実績をあげていることで、打撃コーチとして他のメジャー球団からオファーがかかる可能性もある」(メジャー担当キャップ)

 指導者として次なるステップは、ヤンキースかそれともメジャーの他球団か。松井氏のキャリアプランが大きな岐路を迎える中、にわかに浮上したのが、この巨人が提示した育成担当コーチという「ウルトラ人事案」だったのだ。実際、松井氏が日米両球界の動向に興味を持ち始めているというのは関係者の間でも周知の事実。

「その証左として、今春の巨人キャンプで臨時コーチを受諾したことが挙げられます。前年はスケジュールを理由に断ったのですが、その後、球団とは没交渉が続いたため、度重なる復帰工作に嫌気が差したのでは、と噂されていた。ところが、実際コーチとして参加した松井氏は実に熱心に練習を視察し、選手の指導を買って出ていた。明らかにこれまでの引いたスタンスから比べて一歩も二歩も前進した積極的な指導スタイルで、球団幹部も胸をなで下ろしていた」(巨人番記者)

 目下、チームはCS進出での逆転日本シリーズに一縷の望みをつなぐ重要な時期だが、チーム内の士気は低いという。

「今年のジャイアンツの低迷は、2年8億円の大枚をはたいたゲレーロ問題、上原、澤村などリリーフ陣の相次ぐ炎上など数々の原因がありますが、最大の戦犯は高橋由伸監督(43)にトドメを刺します。なにしろ、自分で決断ができない。試合中、攻撃のサイン、投手の交代など試合を左右する場面で、いまだに自分で決めず、ベンチにいる村田真一ヘッドコーチ(54)や斎藤雅樹投手コーチ(53)に『どうしましょう?』と判断を仰いでいる。他のベンチにいる選手たちがあきれるのも当然でしょう。

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