関ジャニ∞錦戸亮『西郷どん』で与えられた重要な役割 (1/2ページ)
鈴木亮平(35)が演じる主人公の西郷吉之助も、ますます威厳に満ちた姿になってきた大河ドラマ『西郷どん』(NHK)。明治維新も佳境を迎え、大政奉還、坂本龍馬暗殺、王政復古の大号令と、歴史の教科書に太字で書かれているような大事件が次々と起こっている。
その一方で人々の感情も細やかに描いていて、ヒューマンドラマとしても実はハイクオリティだ。それはどういうことか? 「戦の鬼」と題された、9月16日の放送内容を振り返って考えてみよう。
大政奉還後、吉之助と坂本龍馬(小栗旬/35)の関係に亀裂が入る。「おまんとは、乗る船が違うようじゃ」と龍馬は吉之助から離れ、吉之助は薩摩に戻ると倒幕の兵を出すよう要請。その後、京の近江屋で龍馬が暗殺されてしまう。龍馬の妻、お龍(水川あさみ/35)は直後に吉之助を「あんたが殺したんや」と叱責する。西郷信吾(錦戸亮/33)はお龍の言葉に胸を痛めるも、吉之助は倒幕へ邁進。