マリア観音、オラショ…。隠れキリシタンたちに受け継がれてきた独特の文化を3つ紹介 (1/3ページ)

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マリア観音、オラショ…。隠れキリシタンたちに受け継がれてきた独特の文化を3つ紹介

激しい弾圧を受けながらも自らの信仰を守り抜いた、隠れキリシタン。長崎と天草地方の「潜伏キリシタン関連遺産」は、2018年6月30日に国連教育科学文化機関(UNESCO)の世界文化遺産にも登録されました。

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「隠れキリシタン」とは、江戸時代のキリスト教禁教下のキリシタンの中で、明治以降になってもカトリックに再合流しなかった人々のこととされています。

彼らは、家の中に仏壇や神棚がある仏教や神道など日本の伝統宗教の信者として振舞いながら、密かにキリスト教の信仰を守ってきたのです。

今回は、そんな隠れキリシタンたちに受け継がれてきた独特の文化を3つ紹介します。

マリア観音

キリスト教が弾圧されるようになると、キリシタンたちは堂々と聖母マリアの像などに手を合わせることができなくなりました。そこで彼らが密かに観音菩薩像を聖母マリアに擬したのが、マリア観音でした。

マリア観音は、主に幼子を抱いて慈愛に満ちた表情を浮かべる「慈母観音」や「子安観音」の姿をしていました。

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