「SUITS」高視聴率スタートも原作ファンから上がる違和感

アサジョ

「SUITS」高視聴率スタートも原作ファンから上がる違和感

 フジテレビの“月9”を世に知らしめた「東京ラブストーリー」から27年。主演した織田裕二と鈴木保奈美が、月9枠の新ドラマ「SUITS/スーツ」で再共演。10月8日に放送された初回平均視聴率は14.2%と期待通りの好発進となった。

 同ドラマは、2011年から全米で放送されて大ヒットし、現在も続いている作品のリメイク。米国版は、DlifeやWOWOWプライム、テレビ東京でも放送されているため、日本でも多くのファンを獲得している。そのため、日本版への期待値の高さが、初回の高視聴率につながったようだ。

 物語は、「幸村・上杉法律事務所」の超エリート弁護士・甲斐正午(織田)が、天才的頭脳を持ちながら、身代わり受験をしたことで高校を退学になったフリーター・鈴木大貴(中島裕翔=Hey!Say!JUMP)とバディを組んで裁判に挑む。

「順風満帆な船出のようですが、視聴者のなかには日本版のキャストに不満を感じている人もいるようで、『中島演じる鈴木が、地頭が良いように見えないから残念』『アメリカ版を見てるものとしては、ドラマにいちばん合ってないのは織田裕二。年齢が違いすぎ、雰囲気が違いすぎ』『鈴木保奈美さんがやり手の上司にまったく見えない。どこかの金持ちの奥様って感じ。役柄で選んだんじゃなくて、織田との何十年ぶりかの共演って話題作りのためのキャスティングだよね』などの声も。やはり、織田と鈴木の再共演を目玉にし過ぎたのでしょう。米国版は、優秀だけど違法すれすれの弁護をする甲斐を所長兼代表弁護士の幸村がうまくコントロールして育てたことになっています。つまり、2人の年齢が合わないんです。この違和感は、今後ますます強くなると思いますよ」(テレビ誌ライター)

 第2話の視聴率がどうなるか、注目が集まりそうだ。

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