天才テリー伊藤対談「石川ひとみ」(2)1年の療養期間が人生の転換点に? (2/2ページ)

アサ芸プラス

石川 はい、ちょうど「まちぶせ」のヒットの前後でしたね。

テリー でも、アイドルって、年齢とともに周囲の見る目はもちろん、自分自身のスタンスも変わってくるでしょう? 何かそれを意識するターニングポイントみたいなものはあったの?

石川 う~ん、私の場合は27歳で病気になって、1年間療養していた時期があったので、たぶん、そこなんでしょうね。

テリー そうか、確かB型肝炎でしたっけ?

石川 はい、発症してから1年で復帰したんですが、体調もすぐれなかったし、事務所との契約も切れてしまってということもあったので、あくまでも結果としてのターニングポイントなんですが。

テリー 病気を抱えて事務所も出て、なんて、実際の話、大変なことだよね。

石川 とはいえ、当時は自分から「この時期に間違いなく復帰できます」と言える状態ではなかったので、事務所としては当たり前の判断だったと思います。

テリー 大人だなァ、普通はそういう時こそ支えてほしいわけじゃない。

石川 そうですよね‥‥ただ、その時は若かったですから、根拠もなく「きっとなんとかなるだろう」と思えたんですね。まず体を元気にしないと、希望があっても前へは進めない。心の中では、そういった整理はついていました。今考えてみると、私ってけっこう大胆だったんだな、なんてビックリしちゃいますけどね。

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