強力スクラムは今季も。リーグ戦王者・大東大が開幕3連勝。 (2/2ページ)

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 勢いにのった大東大は前半34分、パワフルなWTB土橋永卓のトライ、SO大矢雄太のゴールで逆転に成功。

 

 日大は同39分にPGで再逆転したが、同41分にはHO平田キャプテンの豪快な突進から、最後はふたたびLOタラウ・ファカタヴァが押し込み逆転。大東大が19-13とリードして後半へ向かった。

 

 スクラム勝負は試合が進むにつれ、大東大が盤石となった。経験豊富なPR古畑には手応えがあった。

「相手はとことん低く組んできていたので、こちらも低くして組んでいました。ペナルティも少なく、有利に進められたので良かったと思います」(大東大・PR古畑)

 PR古畑はいつものように“ゴリ押し”はできなかったと振り返ったが、押すべきところは押していた。

 次第に怒濤のアタック力が日大ディフェンスを凌駕しはじめ、大東大は後半16分、20分に連続トライ。

 迎えた後半29分、大東大FWは敵陣ゴール前のマイボールスクラムを押して、そのままNO8アマト・ファカタヴァがインゴールに難なく押さえた。

 大東大のこの日最後のトライは後半ロスタイム、ルーキーWTB朝倉健裕のノーホイッスルトライ。50得点の大台に乗せた。

 

 52-13で開幕3連勝を飾った大東大。10月21日の中大戦へ弾みをつける快勝となった。

 一方、リーグ戦王者相手に前半30分過ぎまでリードしていた日大。最終学年の日大・PR伊藤は「残り4試合は日大のスクラムとフォワードを活かして勝ちたいです」。10月20日の法大戦で、今季初勝利を目指す。

(文/多羅正崇)
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