巨人が総力を挙げてFA強奪するV3広島カープ・丸佳浩 (1/3ページ)

週刊実話

 巨人はリーグ3連覇を果たした広島カープ相手に「借金10」。辞任を決断した高橋由伸監督(43)だが、囁かれるように“経験、実績”のある原辰徳前監督(60)が再々登板となったとしても、今のままの戦力では覇権奪回は厳しいと言わざるを得ない。そこで舵を切るのが「カープ焦土作戦」だ。国内FA権を獲得した広島の主砲・丸佳浩(29)の強奪で「タナキクマル」解体を目指す――。

 下馬評通り、セ・リーグは広島が球団史上初のセ・リーグ3連覇で優勝した。一方、4年ぶりの覇権奪回を目指した巨人は12年ぶりのシーズン負け越し。

 今季が3年契約最終年の高橋由伸監督は山口壽一オーナーから「続投」要請を示されていたが、就任から3年間、一度もリーグ優勝できずの責任を取り、公式戦終了を待たずに異例の発表となった。
「今季の成績を見れば、契約満了という形での解任が避けられませんでした。それでも続投の流れがあったのは、本命の松井秀喜氏が受諾をためらっていたからです。今のカープが相手では、誰が指揮しても優勝は難しい…。それを最も実感しているのが高橋監督で、自ら身を引くという形を取らざるを得ませんでした」(ベテラン巨人担当記者)

 巨人の対広島戦の成績は昨年が7勝18敗。今年はさらにひどく7勝17敗1分(10月4日現在、以下同)。この分ではクライマックスシリーズに進出できたとしても広島の壁はぶ厚く、日本シリーズ進出は絶望的だ。

 そこで巨人が画策しているのが、広島の「焦土作戦」。カープの主軸で同学年トリオの「タナキクマル(1番ショート・田中広輔、2番セカンド・菊池涼介、3番センター・丸佳浩)」の戦力を削ぎ取ることで混乱させ、来季こそ優勝を勝ち取ろうという戦略だ。

 ターゲットは、今季国内FA権を取得した不動の3番打者・丸佳浩。安打製造機の異名通り、打率3割0分7厘、39本塁打、97打点。2年連続のMVPが最有力視されている。

 巨人打線は坂本勇人、岡本和真、長野久義、ゲレーロ、マギー、陽岱鋼と「右打者」ばかりで「左打者」の人材に乏しい。左の長距離砲・丸は是が非でも欲しいところ。獲得に成功すれば広島の戦力が大きくダウンし、巨人は一気にアップ。行って来い効果が期待できる。

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