「散骨?墓建てるカネが惜しいのか!?」と反対されたら部分散骨がおすすめ (3/3ページ)

心に残る家族葬



またいくらご本人が「海や山が大好きだから」といっても遺骨が全く手元やお墓に残らないということに家族が抵抗を示すケースは多く見られ全体の65%近くにも上るという統計もあります(全国石製品協同組合調べ)。

20~40代でも「一部は散骨したいが基本的には先祖代々のお墓に入りたい」という意識も強く残っています。そんなときに家族や近親者、ひいては自分自身も納得できるのが「部分散骨」です。散骨は遺骨の一部で行い、基本的には「お墓に入る」ことで多くの人から納得を得やすいやり方だといえるでしょう。


■皆が納得する部分散骨

事実、私が散骨を依頼されたご遺族からも「遺骨の一部でも故人のわがままを聞いてあげたい」ということで託されたものでした。特に結婚して家族を持つと自分自身の想いだけで行動することが難しく、両家や子どもたちの意見が重要視される傾向は古くから大きく変わるものではありません。そのことについては生前からご家族ときちんと話し合っておくことが大切であることはいつの時代になっても変わらないことだといえるでしょう。

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