怒れないは悪い事? 怒れない人の特徴とは (2/4ページ)
そのときの失敗や自己嫌悪があり、怒りを覚えるような場面であきらめや躊躇を覚える傾向が強いでしょう。
☆感受性が強くて優しい
自分の感情は自分でも把握しているものの、怒りの感情が優位になって人を攻撃するようなことはあまりないタイプ。自分が怒りを覚えたとしても、相手の立場や状況にまで気を回してしまうため、相手の気持ちを優先してしまうのです。このタイプは共感力や感情的知性が高く、その後の展開まで洞察してしまう傾向があります。表現しきれなかった感情は、悲しみとして引き受けることが多いかもしれません。
◇怒れないと損をする? 怒れないデメリット
「怒れないと損をする」という発想は、十分に自我が育ってきている段階とも考えられます。これまで怒れないことにより「耐える、凌ぐ、やり過ごす」ことを繰り返してきた人も、そろそろ新しい自己表現が必要と感じる段階にきたと言えるでしょう。怒りを誰かにぶつけるような表現が必ずしも正解とは限りません。しかし、怒れないことのデメリットを知っておくことは、自分や大切な何かを守るための力を身につけるためにも必要なヒントになるかもしれないのです。
☆人に振り回されてしまう
耐えるしかない状態というのは、自分の身を守れないということ。怒ることができないと、あなたにとって嫌なことや面倒なことを押し付けられ、したくないことが増えてしまうかもしれません。相手の思うように使われて疲れたり、人に振り回されてストレスが溜まったりしてしまいます。
☆人との距離ができる
イライラしていても怒らずにいると、怒りはどんどん溜まっていく一方。そんな自分をひたすら隠そうとすると、人との関係に距離を取りたいと感じる場面が増えます。そうなると、ポジティブな意味で人がもたらしてくれるチャンスも逃しやすくなってしまうでしょう。
☆いつまでも状況は変わらない
怒れないことで「耐える、凌ぐ、やり過ごす」を繰り返しても、その状況を変えていくことはできません。また、あなたが自分から伝えない限り、あなたの気持ちを周囲に気づいてもらうことやあなたのことを正しく理解してもらうことは難しいでしょう。