さりげないやさしさが、子育て中の母親の心の安らぎにつながる。心の琴線に触れた瞬間のエピソード(アメリカ) (1/2ページ)
困っている人、困っているであろう人に何のためらいもなく、ごく自然に手を差し伸べる人の姿は、それを見た人の心の奥底をも揺さぶるものだ。
先日アメリカで、見知らぬ母子に年配の男性がみせた、さりげない優しさが反響を呼んでいる。
そこは病院の待合室で、幼い子供を抱えた母親がやってきた。
腕の中で子供は眠っているが、その状態で受付用紙に記入しなければならない。
すると男性は、「私が子供を抱いてもかまいませんか?」と母親に提案したのだ。そして子供を父親さながらに抱っこし続けた。
その光景が同じ場所にいた別の女性に感動をもたらし、分け隔てないやさしさとしてネット上で拡散していった。
・困っている母親の代わりに子供を抱き続けた年配男性
この様子を見たのは、アリゾナ州在住のナターシャ・クリッテンデン・ウィルソンさんだった。
ナターシャさんによると、椅子に座った母親は片手に受付用紙をもちながら、熟睡してる子を起こさないで済む方法はないかと四苦八苦していたそうだ。
すると、その様子を見ていた年配の男性がさりげなく「私がその赤ちゃんを抱こうか?」と彼女に提案しにきたのだ。
その申し出に喜んだ母親が「はい、とても助かります!」と笑顔で答えると、男性は受け取った子どもを優しくゆすりながら抱き続けた。
その姿は愛情に満ちていて、本物の父親に見えるほどだった。
ナターシャさんは「もう胸がいっぱいになりました!!」と綴り、以下のように続けている。