メッツ新GM誕生で菊池雄星の米球界挑戦が大ピンチ (1/2ページ)

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メッツ新GM誕生で菊池雄星の米球界挑戦が大ピンチ

“敏腕代理人”と契約したことで、米野球メディアの注目度がさらに高まりそうだ。
埼玉西武の菊池雄星投手(27)がポスティングシステムを使って、メジャーリーグに挑戦することになった。菊池は高校時代、日本のプロ野球球団ではなく、いきなりメジャーリーグと契約しようとしていた。“オトナの都合”でその夢は封印していたが、今回は「優勝に貢献してくれ、実績は十分。応援したい」と球団も話しており、正式な手続きを待つばかりとなった。
それと同時に伝えられたのが、菊池の代理人が決まったこと。スコット・ボラス氏である。ボラス氏はかつて、松坂大輔、中島裕之といった西武選手の代理人も務めている。松坂をレッドソックス入りさせた際は、総額5200万ドル(約58億8900万円)の超大型契約を勝ち取り、アメリカ中を震撼させた。

「ボラス氏の最後の粘りで、年俸額がさらにアップしました。当時のルールで交渉期限が切れる3分前まで交渉を続け、最後の一押しで年俸をつり上げたんです。あの時、レッドソックス側がこれ以上は払えないと回答していたら、松坂は西武に帰還しなければなりませんでした」(プロ野球解説者)
 ボラス氏は現在ブライス・ハーパー、JD・マルティネス、マックス・シャーザーなどメジャーを代表する一流選手を多数抱えている。強引な交渉で高額年俸をブン取るため、「吸血鬼」の異名も頂戴しているが、自身のオフィスに選手のトレーニングルームを設け、球場で人種差別的な汚い野次をなくす運動にも参画している。菊池も「花巻東高校時代から見てくれたから」と、彼を選んだ理由を語っていた。

「西武は浅村、炭谷といったFA権を取得した選手の慰留に必至です。彼らを引き止めるためには年俸アップも必要ですが、西武は菊池を手放す際に得る移籍金を充てるつもり」(球界関係者)
 菊池は好条件でメジャー挑戦することができそうだが、米国内ではこんな懸念も囁かれていた。
「ボラス氏は別のことでも注目されています。そちらが忙しくなれば、菊池の契約交渉に専念できないかも」(米国人ライター)
 今オフ、ニューヨークメッツが米国の野球ファンを驚かす決断を下した。チーム低迷の打開策として新たなゼネラルマネージャーを迎えることになったのだが、メッツが招いたのは「現職の代理人」だった。

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