天才テリー伊藤対談「近田春夫」(4)近田さんの人生はまだまだ長そうだ (1/2ページ)
テリー ソロアルバムが発売となると、記念ライブとかやるんじゃないの。
近田 それは、これから考えるところです。いずれにせよ、全曲ちゃんとどこかでやろうとは思っているけど。
テリー これだけいいアルバムなんだから、ライブで観たい人、多いと思うよ。
近田 でもね、年内はスケジュールいっぱいなのよ。
テリー すごいね、何が忙しいの?
近田 まずは「活躍中」という、新バンドのライブとリハーサル。俺が若い頃にやってた「ハルヲフォン」のベース、ドラムと3人で結成したバンドなんだけれど、なんせブランクが長いものだから、とにかく今はリハーサルをこなしているんですよ(笑)。
テリー なるほど。
近田 あと、OMBっていうDJと2人で「LUNASUN(ルナサン)」というユニットもやっていて、そっちも12月にアルバムを出すんです。だから年内はこの2つだけで埋まっちゃうね。あと、その前に歌詞を覚えなきゃいけないしね(苦笑)。
テリー あ、まだ覚えきってないんだ。
近田 この前、「ご機嫌カブリオレ」だけは「活躍中」のライブでやってみたの。でも、1曲だけなのに、覚えるのに2週間かかっちゃったから。
テリー 意外だね、そんなにかかっちゃうんだ。
近田 それは年齢のせいでもあるんだけれど、自分で曲を作っていないから、すぐに体に入っていかないんですよ。だったら、じっくり時間をかけて、心ゆくまで自分が納得いく形にまでしてから、堂々とやりたいな、と。その意味でも、年内のソロライブはちょっと難しいかな。