8万人の聖地で日本代表が善戦 後半途中までリードも強豪イングランドに惜敗 (2/3ページ)

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さらにイングランドは11フェイズを重ねた58分、切り込んだSOジョージ・フォードからオフロードパスをもらったFLマーク・ウィルソンがトライゲッターとなり、ゲームをひっくり返した。日本は63分にスクラムでペナルティをとられ、イングランドがPGで加点。

 68分、日本はクイックタップから攻め込み敵陣22メートルライン内で15フェイズ重ねたが、ブレイクダウンで絡まれ、得点につなげることはできなかった。

 ピンチを脱出したイングランドは70分、ハイパントの競り合いでこぼれた球を確保してつなぎ、トップスピードに乗ったSHリチャード・ウィグルスワースがビッグゲイン、最後はこの試合がデビュー戦だったWTBジョー・ゾカナシンガがフィニッシュし、トゥイッケナムが大歓声で沸いた。76分にはモールで押し込み、勝負あり。

 日本のこの秋の戦いは、世界選抜相手の強化試合を含めて0勝3敗となり(テストマッチ第1戦はニュージーランド代表に31-69)、11月24日にグロスター(イングランド)のキングスホルム・スタジアムでおこなわれるロシア代表とのテストマッチが今年最後の試合となる。来年のワールドカップ開幕戦でぶつかる相手との前哨戦に、勝ってシーズンを締めくくりたい。

<日本代表 ヘッドコーチ・選手 コメント>

■ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ

「フィジカル的にも相手と互角に戦えたということを非常に誇らしく思う。今回は豊富なバリエーションのプレーを使い相手をサプライズさせることができたと思う。接戦まで持ち込んだが、こちらが劣勢になったときに若干プレーを怠ったりしてペナルティをしてしまい、それが相手のトライにつながったり、ボックスキックから相手の展開に持っていかれてトライになるなど、簡単なトライがあったところが残念だが、ワールドカップに向けて非常に意味のある試合になったと思う。

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