マタニティブルー…森泉、釈由美子、福田萌ら芸能人の苦悩告白
妊娠中・出産後の女性がなりやすいマタニティブルー。もともとは「マタニティブルーズ」といい、出産後1~2週間に起こる身体や環境の変化が原因で起こる不安定な心理状態のことを指すが、最近では妊娠中の情緒が不安定な状態のことも含まれるという。
今年6月19日に第1子の出産を発表したタレントの森泉は、6月25日に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)でマタニティブルーになったことを告白。「体調も悪いし、あと体型の変化。土偶になった気分」と妊娠中の心境について嘆いた。また森は、出産直前までレギュラー番組への出演をこなしていたそうで、「仕事してると気が紛れる」とコメント。同局のトークバラエティ『おしゃれイズム』で森と共演する上田晋也から「気を紛らわせるために仕事きてるんだ?」と冷静なツッコミを受けた。
この日の番組には妹の森星も出演し、妊娠中の姉について「遊んでくれなくなっちゃった」と説明。バラエティ番組で見せる元気な姿とは違い、妊娠中の森泉は遊ぶ余裕もないほど体調が悪かったことを明かした。
■釈由美子、福田萌の涙の告白に反響続出
森泉のように、マタニティブルーを正直に明かした芸能人は他にもいる。2016年6月に男児を出産した女優の釈由美子は、産後4日目のブログに「産褥期(さんじょくき)なめてました」と投稿。「小さな小さな儚い命が この腕の中にいて その尊さと隣合わせにある責任の重さに ひとり震えました そして理由もなく ただただ涙が止まりませんでした」と出産の気持ちをつづった。
釈はその後、「マタニティブルー」というタイトルでブログを更新。産後2週間をしっかり休んで体が回復したことを報告し、「この気持ちのモヤモヤも 産後ホルモンの影響によるマタニティブルーといって 新生児期あるあるなんですね」「これから、出産を控えるプレママのみなさん 産褥期は、くれぐれも無理しないで休んでくださいねー」と投稿。マタニティブルーを正直に明かしたことで、同じ経験を持つ読者から多数の反響が寄せられた。
普段は派手なイメージのある芸能人が悩みを素直に吐くことで、勇気づけられたという人も少なくないようだ。オリエンタルラジオの中田敦彦の妻で、フリーアナウンサーの福田萌も釈と同じく、産後のつらい気持ちをブログにつづっている。福田は2013年8月に第1子となる女児を出産。自身のブログで、「入院中は、寝不足がたたってか、マタニティーブルーズみたいな症状にかかってしまいました」「出産を終えて、自分の役割が終わってしまったような、大事なものが切り取られてしまったような、そんな気持ちになったのです」と心境を明かした。
福田はそれ以来、自身のブログだけでなくいろいろな場所でマタニティブルー、産後クライシス、ワンオペ育児などについてコメント。同じ悩みを持つ人からの圧倒的な支持を集めている。
まだまだ知られていない妊娠、出産後の女性の気持ちの変化。知名度の大きい芸能人が語ることが、理解を深めることにもつながるはずだ。