「性悪説」が基本?不動産投資のメリットと失敗しない人の特徴とは? (2/4ページ)

新刊JP

それプラス、購入する物件にもある程度の担保力があるので、合計で見てもらって融資が受けられるというパターンもあります。

そうなると本人の属性があまり関係なく「自己資金がなくても共同担保で」という形もあるので、一概に「年収や自己資金がいくらなくてはダメ」ということはありません。

また、不動産投資は、株式投資のように次の日に倍になるようなことは望めませんが、目で見える土地や建物そのものを購入するので、価値や資料の上下はあるものの大災害などで崩れたりしない限りは、価値がまったくのゼロになることは考えにくい投資です。その点も間違いなくメリットです。

そして、最大のメリットは、自分自身でマネジメントできる点です。
ハイリスク・ハイリターンな株式投資も、ローリスク・ローリターンな国債も、「買ったあとは祈る」ことしかできませんが、不動産の場合は、修繕を施したり保険を活用したりするなど、自らの裁量でリスクをコントロールできる部分が大きいです。これが他の投資と大きく違うところです。

――不動産投資に向いている人、不向きな人の傾向はありますか?

関田:地道な努力や勉強が好きな人。「マメな人」が向いています。
株の動向ほどダイレクトではありませんが、不動産相場は日経平均に引っ張られる傾向はありますし、融資という金融の絡みからも経済動向に影響を受ける投資対象です。
マクロ的な世界と日本の経済の動き、ミクロ的な大学や企業の転移、交通網の拡大など、投資対象地域の新着情報をインプットする。それを地道に継続してできる人は、他の人が見逃している埋もれた優良物件に気が付けるので、チャンスが広がります。

また、不動産投資は一人で完結する投資ではないので、人付き合いが得意とまではいかなくても、ある程度苦にならない人の方が向いています。

不動産は購入時なら売り主や不動産業者、仲介業者との意思の疎通が必要ですし、運営中も管理会社や修繕業者、申告などを委託するなら税理士さんとのやりとりも入ってきます。融資を受けるのであれば、銀行員との連携も発生します。

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