12月3日に放送された『名医のTHE太鼓判!』（TBS系）で、お笑い芸人のクロちゃんが脳の手術に臨むと明かした。視聴者からは励ましの声が相次いだが、番組企画で診断を受け、手術までスムーズに移行したことを批判する声は相変わらず多い。

この日は番組後半に、大きさ7ミリの脳動脈瘤が見つかり余命3年と診断されたクロちゃんの精密検査に密着。造影剤を打ち、CT検査を行って動脈瘤の状態を確認した。

診断の結果、以前の番組で報告されていた通り、クロちゃんの目の裏には動脈瘤があることが分かった。大きさはやはり7ミリ。破裂のリスクが高い場所だといい、医師は「場所、形、大きさから言って破裂するリスクは高い」と診断。スタッフはクロちゃんに「撮影とか番組とか関係なく、自分の判断でちゃんと治してほしい」と告げ、本人の決断を待った。

これまで番組内で医師からたびたび不摂生な生活を注意されていながら、無視を決め込んでいたクロちゃんだが、今回ばかりは熟慮しながら「手術の方向で…手術したいです」と医師に告げた。「親より先に死にたくないですから。そんな親不孝、ないからね」と目を潤ませた。

クロちゃんにとっては人生の大きな決断だったが、視聴者からの声は辛らつだった。

《手術も番組に金出して貰おうと思ってんだろ？》
《オマエはいいな。自分の金出さずに、悪いところを無料で治療してもらえるんだから》
《番組にタカリ掛けたらダメだよクソちゃん》

視聴者はクロちゃんのツイッターアカウントにリプライする形で、番組を利用して診断を受けたことを批判していた。

《手術するなよ！ 面白くないしんよー》
《手術までちゃんと不摂生しろよ》
《脳手術するついでに去勢してもらったら》

などと、手術を決断したにもかかわらず本人への罵声は止まることがなかった。

反応が多いのは注目度が高い証拠でもある。手術の成功を期待したいものだ。