The Benjamin、メンバーの前身バンド花少年バディーズの楽曲をカバーしたミニアルバムを制作。今だから語れる?花少年バディーズ「活動休憩」の真相?! (3/4ページ)

バリュープレス

だからと言ってノスタルジーに浸ろうと楽曲をカバーしたわけではない。極力、原曲を活かしてとはいえ、あきらかにバージョンアップをした形に。どれも「今の僕たちが花少年バディーズの楽曲を演奏すると、こうなりますよ」という姿勢を示した曲たちへ仕上げています。

  ヴォーカルの振り分けも語るなら、『Balloon』を3人でパート分けをして歌えば、Mashoeが作詞/作曲をした『ボールペン』はMashoe自身が。『ブギウギ』と『ベーコンレタスチーズバーガー』は俺(Miney)が。『ブランコ』はMashoeが歌い、最後の『Bonjour』はふたたび3人で歌を振り分けています。

Tacky  花少年バディーズの頃から応援し続けてくれている人たちも、今、改めて花少年バディーズの楽曲を聞くことで、違った視点で歌詞を捉えられるのかなと思います。

Mashoe  それは、僕自身も感じたこと。たとえば『Bonjour』は、40代を目前にした男女の再会をテーマにしつつ、20代よりも40代の自分のほうが優れているという想いを込めた歌ですけど。当時の僕はまだ20代で、歌詞に記されていた想いへ共感するまでの感覚にはなれませんでした。僕も今は30代で、40代も視野に入ってきている。自分もいろんな経験を重ねたせいか、今回、『Bonjour』に込めた想いを、より共感を持って歌えましたからね。以前、花少年バディーズの曲たちへ触れていた人たちも、僕と同じように、あれから成長した自分として『Before』に収録した曲たちを聞けるんじゃないかな。楽曲とは、成長や環境の変化で歌詞の受け止め方って変わってゆくもの。ぜひ、そこも感じて欲しいなと思います。


  ミニアルバム『Before』の完成も楽しみだが、年内はまだまだライブを控えているように、まずは今現在のThe Benjaminの姿を観て欲しい。そのうえで、来年発売になるミニアルバムと聞き比べてもらえたら面白いのではないだろうか。

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